やらなかった事が一生の後悔 あとで1番悔やむ事は、やって失敗した事よりも、何もしなかった事

やらなかった事が一生の後悔

オレが今でも後悔している事

オレがここまで生きてきた中で、未だに後悔している事がいくつか有る。その筆頭は20代の最後に、ワーキングホリデーでNew Zealandに行くのを断念した事だ。その時オレは29歳。東京でのサラリーマン生活に見切りをつけ、北海道に帰ってきた。オレは秘かにワーキングホリデーでニュージーランドに行こうと計画していた。

その当時のワーキングホリデーに関する情報と云えば、「地球の歩き方」が一番だった。勤務していた財団法人を辞める前から、その本を眺めてはNew Zealandでの生活を夢想していた。

いざ仕事を辞め、充分な額の退職金も貰い、資金的には充分だった。北海道の実家に戻って、あとはNew Zealand行を決断するだけと云う段階になって、怠惰と怯懦に負けてしまった。

余計な事は何も考えずに、直ぐにNew Zealandに行ってしまえば良かったのだ。だけども、ぐずぐずしてしまったのが大きな間違いだった。そうしていると印刷会社で人を必要としていると云う話が聞こえて来てくる。今ここで仕事を得なければ、こんな田舎じゃまともな仕事につけ無いんじゃ無いか? なんて不安がよぎる。

ワーキングホリデーを終えた一年後だと、せっかくの仕事の機会をふいにしてしまうんじゃないか? という悪魔の囁きが聞こえる。そして誰も知る人がいない国で、しかも貧弱な英語力でオレはやっていけるのか? という恐れと怯えに負けてしまった。ワーキングホリデーに行く最後のチャンスをオレは無駄にしてしまった。

失敗した事よりも、やらなかった事の方が後悔は深い

ニュージーランド
この風景だと北海道とあまり変わらないが、New Zealandの羊牧場です

これまでの52年間で、小さな後悔はたくさん有る。「あああ、もう馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿」と自分の頭を左右から叩きたくなる事はたくさん有る。頭蓋骨折しそうだから、そういう思い出は極力思い出さない事にしている。

でも心底、「やっぱりあの時やっておけば良かったのに‥‥」と、ため息とともに思い出すのは、このワーキングホリデーの事だけだ。今でもあの時何で実行しなかったんだろう! このドアホと自分をドツキたくなる。

そんな悔いがずーっと心の奥底に残っていたようで、斜里に帰ってしばらくすると、地元の英会話サークルに参加した。講師は小中学校の英語補助教員Lisaさん。彼女の出身地は奇しくもNew Zealandだった。New Zealandには行けなかったが、New Zealand人に英会話を教わる事になった。その先生には3年間お世話になり、LisaはNew Zealandへと帰国していった。
 
その後2004年に、そのLisaさんを訪ねてNew Zealandに行く。だけどもそう長く会社は休めず、たった6日間の旅。その時点のオレの英会話力は、「日常会話なら不自由しない」にはほど遠かった。それでも6日も英語だけに囲まれた生活をしていると、貧弱なボキャブラリー力ながらも、何とか相手に自分の意思を伝える言い方が自然と口をついて出てくるようになる。

その時、脳みそが英語脳にカチッと切り替わったのが自分でも分かったね。このままここに居れば、もっと英語力が上達するぞ。出来る事ならこのままこの国でしばらく暮らしてみたい、と思ったところで帰国の日がやってきた。日本には大事な愛犬カララも待っているから、帰らない訳には行かない。

「決断を遅らせれば遅らせるほど、しがらみがどんどん増えて、どんどん選択の自由が失われて行くんだ」、とこの時思った。29歳の時、何もしがらみが無い時に、まだ自由な時に、New Zealandに行かなかった事を心底後悔した。Auckland空港でオレを見送るLisaさん家族に手を振りながら、別れを悲しみながら、心の別の部分ではあの時決断できなかった自分を悲しんでいた。若いってだけで、人は自由なんだよ。

大橋巨泉のオーケーショップ
Aucklandにある大橋巨泉のお店。日本人観光客にはとても便利で親切なお店 いつも大橋巨泉が店頭に立っています ←うそ、等身大人形です

あと残り20年の人生。後悔して死にたいのか?

食品も空気も水も毒まみれのこの日本。『2人に1人が癌になる時代』、って当たり前のように云うなよ。お前らだ、日本をこんなふうに穢したのは。こんな国で52歳の男が、あと何年生きられるかなんて解ったものじゃない。

親のように80歳、90歳と、オレ達の世代が生きられるとはとても思えない。せいぜい70歳が良い所だろう。実際こんな日本の辺境の田舎町ですら、身の回りでは60歳代でぽっくりと死ぬ人がとても増えてきた。オレの会社の前社長だって61歳で死んじまった。そう考えたらオレの残りの人生なんか、あと長くて20年と思った方が良いだろう。

雇われ人として、人の都合で毎日くだらないチラシの作成に追われて人生を終えるのか? それでいいのか? どうせなら残り20年、何かにチャレンジして楽しんで人生を終わらせてしまいたいと思う。

 そう考えたら、前々から叶えられっこ無いと諦めていた夢想を、夢想のままに終らせたくないと思うようになってきた。

自分再起動!

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 どうせなら残り少ない人生を夢を追って見ようじゃないか。オレの場合、一つは起業して、経済的に自由になる事。2つ目はイングランドに留学する事。イングランド留学は、少なくとも1年はイングランドで暮らしたい。可能だったら3年間は滞在したいぞ。持つなら目標は大きくだ。このまま何もせずに、この人生を終えてしまったら、またやらなかった事を、死の間際まで後悔するだろう。

 自分のこれまでの人生を振り返って、これで良かったのか? なんて思った人は、1度何が本当に大事な事なのか深く考えてみると良いと思う。ただ稼ぐために、他人の期待に応えて生きるために働く事は楽しいのか? そんな事のために生まれてきたのか? もっとワクワクさせるものが、例え歳をとったからといって無いとは云えないだろ。一度人生を見つめ直して、自分を再起動させて見たらどうだい?

 そんな事を思った人は、若い人はもちろん、歳をとった人にも読んでもらいたい本がある。それが、

クリス・ギレボーの書いた、「自分再起動」。


ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ

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