ニッポン放送のAMステレオ放送が終了 そして2028年AMラジオ停波へ

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ニッポン放送のAMステレオ放送が2023年3月31日終了

AMステレオ放送が終了したニッポン放送
ニッポン放送受信中 シグナルは3だがステレオのインジケーターが点灯しなくなった

ニッポン放送のAMステレオ放送が2023年3月31日で終了した。といっても殆どの人にとっては氣にもしない話題だろうと思う。AMステレオ対応の受信機を持っている人なんか殆どいないだろうし。多くの人は従来のモノラル放送でニッポン放送を聞いていたと思う。AMステレオ放送の事を氣にしているのは、単なるラジオマニアだけだろ。

そうあたしはラジオマニアなのだ。なのでこのAMステレオ放送の終了というのがとても氣になっていた。3月31日の夜、ニッポン放送にチューニングする。すると電波の強さを現すインジケーターが2以上になると(我が家のチューナーは電波の強さを5段階で表示している。2というのは下から2番目の電波の強さ)、ステレオ放送受信のインジケーターが赤く点灯する。

AMなのでFMの様に音質は良くない。だがステレオになると、明らかに音場が広がってステレオで受信している事が分かる。AMだけれどもステレオ放送で受信している事がマニアには楽しいのだ。

といって我が家でAMステレオ放送を聞けるようになったのは、実は2023年の夏からの事だ。たまたま昔の(1993年製)高級(ぽい)Kenwoodの中古チューナーを手に入れた事からだった。手に入れてから分かったのだが、このKT-6050というチューナーはAMステレオ放送対応だったのだ。たまたまニッポン放送を受信していたら、赤く「ステレオ」と云う表示が点灯した。そのときは最初、「え!」と思った。そうこのチューナーはAMステレオ放送対応だったのだ。

これがKenwoodのチューナーKT-6050 1993年の製品

Radicoなどでラジオを聴く時代、もう死語に近いAMステレオ放送と言う言葉。そんな忘れかけていた言葉を、この時思い出した。その時調べて見ると、2023年時点でAMステレオ放送を実施しているのは、わずか3局。ニッポン放送、ラジオ大阪、そして和歌山放送。そのうちこの日本の東端でも受信できるのはニッポン放送とラジオ大阪だけなのだ。

そのニッポン放送が2024年3月31日でステレオ放送を停止する。今はもうネットの時代。数少ない受信機リスナーの為に、ステレオ放送の機材には金はかけられないのは仕方がない。そもそもAMステレオに対応した受信機そのものがもう中古でしか手に入れられない。

下にニッポン放送からのAMステレオ放送停止のお知らせのリンクを張っておく

4月1日(月)AM放送の変更(ステレオ→モノラル)および ベリカード(受信確認書)発行終了のお知らせ

AMステレオ放送は1992年から

AMステレオ放送が開始になったのは、今でもよく覚えている。というのもその当時あたしは東京でサラリーマンをしていたのだ。AMがステレオ放送になるんだ! と驚いたのを覚えている。がステレオ放送に対応したラジオを買わなければステレオで聴く事が出来ないので、その当時は特に対応はしなかった。

それからてっきり全放送局がAMステレオに対応しているとばかり思っていた。が実際のところ、各放送局がAMステレオに対応した放送機器に変更しなければならない事などから、さっぱり普及しなかったという。NHKが対応しなかったのも大きな要因だろう。

そんな事でひっそりと今日までAMステレオ放送が続けられていたのだ。
AMステレオ放送の歴史についてはウィキペディアに詳しくのっていたのでこちらを参照して欲しい。

■AMステレオ放送とは(ウィキペディア)

残るはラジオ大阪と和歌山放送のみ

AMステレオ放送受信中 ラジオ大阪
ラジオ大阪ステレオ放送受信中有 見えるだろうか、周波数の右上に表示されたSTEREOの文字が

そんな事で、今日(2024年4月1日)現在我が家で聞けるAMステレオ放送はラジオ大阪のみ。だがこの局も放送機器の更新時にステレオ放送を止めてしまうという。せっかく対応チューナーを手に入れたというのに、なんとも寂しい話しだ。今日もラジオ大阪を受信して、ステレオのインジケーターが点灯する様を見てにんまりしようと思う。この気持ち、ラジオマニア以外には理解し難いだろう

2028年AMラジオ停波へカウントダウン

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2025年日本はなくなる

ラジオマニアにはこれから更なる悲しい時代がが待っている。AMステレオ放送停止どころか、これからはAMラジオそのものが停波を迎えるのが決定しているのだ。2028年にAMラジオは停波になり、ワイドFMに置き換わる事がもう決定している。AMや中波という言葉は、もう死語になる事が決まっているのだ。

だけども北海道などではワイドFMでは広い範囲をカバーできないので、今しばらくそのままAM放送が継続されるそうだ。そうなると北海道名物AMラジオという事になるんだろう。「AM聞くなら北海道♫」なんてキャッチフレーズが頭に浮かんでくる。

2028年。ノイズだけが聞こえるスカスカのAMラジオの放送帯。夜になれば中国や韓国の放送が聞こえるだろうが、殆ど日本語が流れてこないAMラジオ放送。その時あたしは日本が滅んでしまった様に感じる事だろう。まるで20世紀少年の世界だ。うつみんの言葉が頭に去来する、「2025年日本はなくなる」

■AMラジオ、13社34中継局が放送休止へ 1日から順次

■2028年 AMラジオ放送が終了!代わりに注目されるワイドFMとは?


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