障害は道となる!ストア派哲学を生活に活かす 「苦境を好機にかえる法則」

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障害は道となる 苦境を好機にかえる法則

障害は道となる

「我々の活動が何者かに阻まれる事は、確かにある。だが、意思や心構えまでもが阻まれる事はない。われわれは、どんな苦境にも合せて自分を変えて行けるからだ。精神の働きによって、活動の妨げになるものを、その達成に役立つものに変えてしまえばいい。そうなれば、活動の妨げとなっていたものが、かえって活動を促してくれる。道に立ち塞がっていたものが、新たな道を指し示してくれる」 

マルクス・アウレリウス 自省録 「ストア派哲学入門より」

実は先週ぐらいまで、顔面神経痛がとてつもなく悪化してしまった。この10日間、家を出る事もままならなかった。というのも何が悪いのか分からないが、歩くだけで顎からこめかみにかけて痛みが断続的に走りまともに動けないのだ。なので今のあたしが出来る事といえば、一日中イスに座って本を読む事ぐらいしかない。横になっても、常にチクチクと痛みが出だして、横にもさせてもらえないのだ。なんとも辛い毎日だ。

そんな状態ではあるけれども、嘆いても、怒っても、悲しんでも何も状況は変わらない。これは自分では何一つ変える事は出来ない現実なのだ。だけどもそんな状況でも、あれこれ工夫すれば出来ることも見つけられる。それが読書だし、他にも映画を英語字幕で見れば英語のlistening、readingの勉強にもなる。辛いと思えば辛い、諦めて、受け入れれば、逆に良い読書、英語勉強の機会だ。

そういう自分じゃ変えることの出来無い状況は大人しく受け入れて、今の自分が出来る事に集中することにした。痛みはとても大きな障害ではあるものの、逆にそれを利用して、集中して読書をする機会に変えた。今のこの状態では食事も十分には食べられないので、ほとんど身体を動かさずに読書をしていれば体力の温存にもなるというものだろう。一石二鳥だ。

苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる

そんな事で、今のあたしはまさに「障害は道となる」生活を実践している。自分じゃ変えられない出来事は受け入れるしかない。自分で変える事が出来るのは、それに対する自分の反応だけなのだ。動けないなら、読書や英語を集中してする良い機会じゃないか。自家菜園が雑草でぼうぼうになろうが、死ぬわけじゃなし。そんな事は放っておこう。

そんな楽しい読書三昧に読んだ一冊がこれ。ライアン・ホリデイの「苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則」。正に今のあたしに、うってつけの本を読んでしまった。

この本の中では数々の著名人を取り上げている。いずれも困難に直面し、その困難を切り抜ける事でかえってよりよい結果をもたらした実例の数々が紹介されている。この本で取り上げられた人達は、一瞬にして全財産を失うような悲惨な目に遭遇した人もいる。だけども落ち込むことなく、それを平然と受け止め、さらに良いものを生み出すきっかけにしてしまう。そうした障害が、逆に人生を好転させるきっかけになったのだ。まさに障害は道となるを実践した人達がこの本に紹介されている。

起きてしまったことは、自分の力の及ばないことなのだ。だったら笑ってそれを受け止めよう。どんな出来事も受け止め、愛してしまう事をストア派では運命愛と呼ぶ。

嘆き、悲しみ、怒って状況が良くなるのなら、いくらでも嘆き、怒ればいいと思う。だけどもそれで事態が良くなる事なんかあり得ない。だったら笑って、その全てを受け入れ愛してしまえばいい。起きてしまったことを変えることは出来無いが、その出来事に対する自分の反応だけは自分で変えることができるのだから。すると、そうした悲惨な出来事が、自身をより大きく、より高めるきっかけになると思うのだ。障害は道となり、さらに新しい道が開かれるのだ。

今この国はとても困難な時代を迎えていると思う。病気、不景気、失業、いろいろな問題が皆を苦しめていると思う。そんな時代だからこそ、それらの問題をただ苦しむだけではなく、逆に好機と捉えて大きく前進する機会に変えて欲しいと思う。この本がそのきっかけになれば、この本を紹介したあたしもとても嬉しく思うのだ。

たかが神経痛だ、それがどうした。家から出られないのであれば、SNSでアフィリエイト商品を紹介したり、ブログ記事を書けば、家計の足しに出来るじゃないか。

ストア派哲学の入門書としても最適

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この「苦境(ピンチ)を好機(チャンス)にかえる法則」はビジネス本として出版されてはいる。読者の対象はビジネスマンを想定しているだろう。だけれどもこの本はただの啓蒙の書籍ではない。この本の中に流れているのは、2000年前の古代ローマの哲学の一派ストア派の教えの精髄が込められている。ストア派の教えはとてもシンプルで、現代を生きる私たちにとても役に立つ叡知に満ちている。ストア派の哲学はとても古いものではあるが、現代に生きる私たちの行動の指針としてとても有益な叡知に満ちている。そんなありがたい哲学を古いものとして埋もれさせておくのはもったいない。

そんな事で、この本はストア派哲学の入門書としても最適の本だと思う。この本を読んでストア派に興味を持ち、より深く学びたいと思ったのなら、「ストア派哲学入門 ──成功者が魅了される思考術 」を強くお勧めする。これは毎日1格言を読むようにできている本で、毎日少しづつ読むことによってストア派の考えがじっくりとしみ込んでくるようにできている。もちろん通して読んでしまったって構わない。あたしはもう4年以上毎日毎日繰り返し読んでいる。続けていると世界が変わるよ。

そういや北の島のなんとかって知事は選挙時に「ピンチをチャンスにかえる」なんてキャッチフレーズを使っていたっけね。彼のやったことは、敵に(外国に)チャンスを与えて、道民をピンチに 変えただけだった。哲学の無い人間に騙されてはいけない。

「優れた王とはそもそも、必然的に哲学者であり、哲学者とはそもそも、王のような人間である」

ムソニウス・ルフス ストア派哲学入門より

さあ人生に起きた出来事に、悪い事も良い事もない。それを悪い、良いと決めているのは自分の判断だけなのだ。自分でコントロールできることに集中しよう。そうすれば人生は好転する。


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