ブルーベリーを巡って四つ巴の争奪戦 2023年夏

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ブルーベリー 2023年
実が大きく、沢山実る今年のブルーベリー ほくそ笑んでいると……

2023年は最高のブルーベリーの年 が、虫害発生

今年はこれまでで最高のブルーベリーの当たり年になった。6月から気温が高目で推移したのがよかったようだ。7月中旬にはもう一部の樹が熟し始め収穫も出来た。そしてこの時期に雨が多かったせいか、今年のブルーベリーはとても実が大きい。

以前の記事でチャンドラーという品種のブルーベリーのことを紹介した。チャンドラーは500円玉大の実がつく品種として知られている。ところが今年はチャンドラーじゃない樹にも関わらず、500円玉に匹敵するような大きな実を着ける樹があった。大きな実で、そして甘くおいしい。すっかり上機嫌になった7月中旬だった。

収穫しようと思うと虫に食われてしまう

ところが7月下旬辺りから虫害が目立つようになった。しかも嫌らしいことに、数個の実をガッツリと食べるのならまだ良い。その虫はあちこちの実をちょっとづつかじり、多くの実をダメにしてしまうのだ。ちょっと齧っては、違う実にうつって又齧る。そんな事で広範囲に、多くの実に被害が出た。犯行現場をつかまえてはいないが、コガネムシ系の虫の仕業に違いない。

コガネムシに効果があるのか不明だけれども、早速スズメバチトラップを設置して様子を見ることにした。これは発酵臭で虫を引き寄せるのトラップなのだ。

こんどは鳥害発生

ラティスに止まって実を食べているスズメ

お次はスズメだ。最近うちにくるスズメがブルーベリーを食べることを覚えてしまった。虫と違い奴らは何止まれるところがないと、実を食べることが出来ないからまあ良いとするか。これまでスズメがブルーベリーを食べるなんてことがなかっただけに、誰だ! そんな事を教えたのは。虫に比べると被害はそれほどでもないからまあいいか。

スズメがブルーベリーの樹に取り憑いて、必死に実を食べようとしているところを微笑みながら観ていた。すると今度はヒヨドリが、今年孵った雛を連れてブルーベリーをついばみに来た。このヒヨドリたちもうちの周辺をなわばりにしている鳥だ。器用に幹に捕まり食べている。そして子供に給餌している。ひょっとしたら与えているのはコガネムシかスズメバチ? ならいいんだけど、様子から見てやはりブルーベリーの実だと思う。

毎日そんな事で自分の食べるブルーベリーが減るのを観ていたら、昨日はなんとアカゲラがつがいで来て実をついばんでいた。本当か?アカゲラが果物を食べるって?肉食と思っていたのに。アカゲラは樹をほじくって中に居る虫だけを食う鳥だと思っていた。目を疑ったが間違いなくブルーベリーを食べていた。

さらにオヤジの被害発生

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樹の品種によってこんなにも実の大きさが違う

8月に入って知床も暑い日が続いた。先日は36度なんて最高気温を記録した。8月になるとやって来るのが、一番厄介なスズメバチ。今年は暑かったせいで、8月に入ったばかりだというのにもう飛来し出した。いつもならお盆過ぎからやって来るのだ。

スズメバチお食事中

そして一番の強敵は近所に住むオヤジ(実父)。散歩の途中に我が家の庭に立ち寄り実を食べて行く。ムシャムシャムシャと食べている。時にはザルを持って来て実を採って行く。おいしく熟するのを待っていると、みんなオヤジに獲ってゆかれる。ああああぁ。

Red handed! これは春目撃されたサクランボを食べているオヤジの姿

そんな事で我が家のブルーベリーは、虫(スズメバチ、コガネムシ)、鳥、そして近所に住むオヤジに大半を食べられてしまう。美味しく熟するのを待っていたら、あたしの口には全く入らないかもしれない。これじゃブルーベリーをめぐっての四つ巴の争奪戦だ。クエンティン・タランティーノの映画を観ているようだ。

今年はブルーベリーの当たり年だと冒頭に書いたが、今年が一番食べられない年になるのかもしれない。


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