我が家の八咫烏・カタアシ君夫妻 2羽のカラスに導かれて

片足のカラスが庭に遊びに来るようになった

我が家の八咫烏カタアシ君夫妻
これがカタアシ君たち

カラスとお友達になったのは、3年前に我が家の庭にちょくちょく現われていた片足のカラスが切っ掛けだった。カタアシ君と名付けたそのカラスは、いつも相棒のオトモダチ君と一緒に庭にやってきていた。きっと何か感じるものがあって、我が家の庭周辺をなわばりにしたんだろうと思う。

妻は庭に来ていたカラスを見ていて氣がついた。一羽の足が片足だと言う事に。そんなカラスを見て不憫に思い、魚の頭など何か食べるものをあげていた。そうするうちに、そんな行為にたいしてお礼のつもりなのだろうか、キツネが我が家に接近すると教えてくれるようになった。

カタアシ君はよくラティスに止まっては「来たよ、がー」と鳴いていた

それどころか、歩いているキツネの上空を喧しく鳴き立て、追い払ってくれるようになった。そんな事から、我が家ではカラスをお友達として大切にすることになった。というのもその当時、我が家ではニワトリを飼っていたのだ。キツネはニワトリにとって最大の脅威なので、カタアシ君達の警備がとてもありがたかった。カラスが騒いでいれば、キツネがやってきたとすぐ分るのだから。

我が家の八咫烏に導かれて

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いつも仲良しの2羽 2羽で3本足の我が家の八咫烏 

今思えばカタアシ君ペアは、1本足と2本足なので、合計3本足のカラスと言う事になる。3本足のカラスといえば、伝説の八咫烏じゃないか。本物の八咫烏はワタリガラスだろうが、この際つがいのハシボソカラスのカタアシ君たちだって全然構わない。我が家には3本足の八咫烏がやってきていたのだ。

そしてそのカタアシ君たちに導かれたのか今年、日本を代表するワタリガラスの親分・杉本錬堂先生にあたしたち夫婦は弟子入りする事になった。

知らない人には何の事か分らないだろうから説明すると、杉本錬堂先生と言うのは天城流湯治法というセルフケアの治療法の創設者だ。その錬堂先生は子どもの頃ネイティブアメリカンに「お前はワタリガラスだ。大人になり世界中を飛び回る事になる」と云われたと言う。

これはピックと呼ばれる天城流の施術道具 ジェダイのライトセーバーに相当する

その言葉通り、錬堂先生は日本を世界中を、正に飛び回るように行き来している。海外にも沢山のお弟子さんたちがいる。おまけに世界長老会議に日本を代表するシャーマンとして参加する事にもなってしまった。

その錬堂先生は何時も黒づくめの装束に身を固めている。天城流湯治法のお弟子さんたちの正装は真っ黒なTシャツだ。まさにカラスの集団なのだ。カラスとお友達になったら、カラスの集団のメンバーになってしまったのだ。

そんなカラスの親分に弟子入りしてしまったあたしは、なおのこと我が家に遊びに来るカラスを大切にしないわけが無い。夫婦でこの事について、「きっとカタアシ君達が錬堂先生に導いてくれたんだね」と話している。そう、我が家にやって来たカタアシ君達はやはり、私たちを導くためにやってきた八咫烏なのだ。

そんなカタアシ君達は2年前の初夏に見たのを最後に姿を現さなくなった。今はカタアシ君達の娘夫婦(ビビちゃん)とその子供たちが毎日遊びに来ている。去年生まれたガー子ちゃんに、今年生まれた子ガー子ちゃん2羽が毎日やってくる。子ガー子ちゃんはまだまだ巣立ったばかりなので、ビビたちに餌をねだり、赤い口に食べ物を放り込んでもらっている。ガーガーガーととても喧しいのが楽しい。ちょっと近所迷惑かも知れない。

ビビちゃんと今年孵った子ガラス

カタアシ君から受けた恩は、こうして子供たち、孫に返させてもらっている。カタアシ君達は今何処に居るのだろう? カタアシ君達はとても良いなわばりを、娘にあっさりと譲って何処かに消えてしまった。カラスは子供をとても大事にする愛情深い生き物だと思う。

カタアシ君達、元気にしているのなら、たまには顔を見せて欲しい。いつでも大歓迎だ。

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