マスク(覆面)をした不審者が歩いています! 日本全国不審者だらけの2020年秋

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マスクをしていれば、正体不明だという事を自覚してほしい
最近犬と散歩をしていてうんざりすることがある。それはマスクをしている人から話しかけられる事。あー、ほんと面倒くさい。
オレはもちろんマスクなんかしないで犬と散歩をしている。だから通りで出くわした相手は、すぐにオレだとわかるのは当然だ。だがオレにしてみれば、突然マスクで顔を隠した、見ず知らずの人間が急にオレに近づいて来る。「こんちは!」とか「げんき?」とか、見知らぬ人が通りすがりに話しかけて来たら、オレは驚くわけだよ。
「誰だお前は?」と云いたくなるのをグッとこらえて、「どちらさんですか? と紳士なオレは丁寧に返事をする。
そりゃあオレだと判って、気軽に話しかけてくるのはわかる。だが当の本人はマスクをして誰なのか一瞬で判別出来ない状態だという事を、ちゃんと認識して欲しいと思う。半年前までマスクなんかして歩いているのは不審者に決まっている。
このご時世、どいつもこいつも、誰も歩いていない道路をマスクをして歩いている。そんなアノニマスどもには、オレは用がないと思っている。なのに、そんな顔無し人間から突然話しかけられたら、オレは戸惑うだけだ。誰だよ!お前? オレはお前なんか知らないぞ! と。
そんなわけで、どうでも良いことなのだが、歩いているオレを見かけたからといって絶対に話しかけないでほしい。それでなくても、自虐的に「嫌人トン伯爵」を名乗るようなオレなのだ。よく言えば人見知り、正確に言えば人嫌いのオレは、人に話しかけられても嬉しくない。
三叉神経痛の悪化で、更に対人関係が悪化
今年の夏は三叉神経痛がひどく悪化してしまった。食事をするのも、話をするのが非常に苦痛だった。今はかなり楽になったのだが、そうやって会話を避けていたら、すっかり人に会いたくない(話したくない)、人と話なんかしたくない人間になってしまった。それもまた、オレが道を歩いている時に話しかけて欲しくない、もう一つの理由だ。
そんな事から犬との散歩で、道のはるか手前に誰かがこちらに向かって歩いてくるのを見かけたら、オレは直ぐに横道に折れて人とは遭わないようにしている。
マスクといえば、そうだ覆面だ!オレもマスクをしてあるこう!
そんなことを考えていて、オレは一ついいアイディアが頭に浮かんできた。そうだ、俺が誰かわかならければ、誰も話しかけては来ないのだ。良い考えが浮かんだぞ、オレが覆面をすればいいのだ。幸い首を冷やさないように(神経痛対策)、今はいつも首にバンダナを巻いている。これを鼻まで引き上げれば、あっというまにマスク姿の完成だ。これならただ単に同調圧力にまけてマスクをしているだけの人にしか見えない。
これぞ本当のマスクだ。だから、顔を隠すんなら、バンダナで十分だ。まるで昔の銀行強盗か、中南米のテロリストみたいだが、今の時代そんな事は誰も気にしない。これは良い手だ。
そんなことで、俺も明日から覆面をして歩くことにした。もう不審者は不審者だとは思われなくなった。顔を曝して歩いている人こそ不審者だ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ