出るかヒラタケ! 春に作った2種類のきのこのホダ木 その後
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春にヒラタケのホダ木を作った
鼻水たらしながら、一生懸命タモの木にヒラタケの菌駒を打ち込んだのは、寒い5月の連休明けだった。それから2ヶ月以上、ホダ木は車庫と家の間の通路で井桁に積み仮伏せしていた。
仮積みしたホダ木は、ゴザやブルーシートで覆いをする。これは温度と湿度を保って、菌の活動を活発にするために行っていた。
6月に入り気温が上昇した頃に、覆いは取り去ってしまう。ホダ木全体に菌が回り込んだであろう、7月半ばに本伏せをしようと思っていた。だがオレの三叉神経痛が酷くなり、その頃は何も作業をする事ができなかった。休みの日は寝込んでいるしかしょうがなかったのだ。痛みに耐えながら。
8月にホダ木の本伏せを行った
そんな事もあり、ようやっとホダ木の本伏が行えたのは、8月中旬になってからだ。今年の夏は、叉神経痛の為に、殆ど外作業ができなかった。忘れられない思い出深い辛い夏だった。
本伏せは予定よりも遅れたものの、木の状態を見てみると、菌糸は木全体に回っているように見える。木口をみると白いワタ状のものがあちこちから出ている。これは、仮伏せがうまくいった証拠じゃないかな。
井桁に積み上げたホダ木を1本ずつ、本伏せの場所に運ぶ。狭い我が家の敷地で、本伏せに選んだのは、車庫と塀の間の70cm程の空きスペース。ここなら風通しも良いし、雨も当たるし、直射日光も少ししか当たらない。コケが生えているぐらいだから、地面の湿気も充分だろう。
こんな場所なのだが、朝晩直射日光が当たるので、寒冷紗で覆ってみた。これは虫よけにもなる。
本来なら森の様に木の下なんかが最適の場所なんだが、そんな場所は我が家にはないから、この様な所を本伏せの場所とした。
どうしても数本置き場所がなくて、思案の末見つけたのが1番大きなブルーベリーの木の下。ここなら確かに直射日光も避けられるし、風通しも良いし、雨が降れば水滴も当たる。なかなか良い場所のような気がするが、なんせ本数が置けない。車庫の横と、ブルーベリーの下、どちらの成績が良いか比べてみたい。
こうして5月に種駒を打ち込んだホダ木は、夏に無事本伏せする事が出来た。あとはキノコの発生を待つだけだ。種駒の説明書きでは、9月の後半からキノコが発生し出すという。さてうまくヒラタケが出てくれるかどうか? 不安だけども、楽しみでもある。
出るか! ヒラタケ! この2ヶ月は、2〜3日に1度はホダ木の見回りを忘れずにしようと思う。
タモキノコのホダ木も本伏せを行った
春にホダ木を作ったのはヒラタケだけじゃない。タモキノコ(タモギダケ)のホダ木作りも行った。こちらの方も同じく本伏せを行った。
なんせ狭い敷地なのにあれもこれもとホダ木を作り過ぎてしまった。数年前に仕込んだシイタケのホダ木も車庫横に立てかけてある。
と言う事で、タモキノコのホダ木は、うちの家に隣接した、実父の畑の一角に置かせてもらう事にした。ちょうど畑の隅っこにブドウの木が植えてあり、繁茂した葉の下は、ホダ木を伏せておくのに最適の場所なのだ。
タモキノコが発生するのは、種菌を植付けてから3年目の夏だという。なんとも気の長い菌だ。今年は乾燥し過ぎないように、週に一度程度散水を行う。来年からは特に何もせず、そのまま放って置けばいいという。時たま忘れた頃に、ホダ木の様子を見る程度で良いらしい。そういう事で、楽しみは再来年の夏だ。
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