タモの木でヒラタケ栽培に挑戦 1日かかって24本のホダ木を作る
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薪用に貰ってきた木でヒラタケの栽培に挑戦
連休中に薪材を大量に貰うことができた。昨年は「木を切ったから持ってかないかい?」というお声がけがほとんど無かったので薪の備蓄を増やせなかった。このままでは来年の春には薪が尽きてしまいそうだ。
そんな事もあり、今年は春から本格的に薪材集めをしなければと焦りだした。そうすると不思議なことに「木を切ったんだけど、要らないかい?」というお声がかかりだした。これは日々偽善行(散歩道のゴミ拾い)を行っているおかげだろう。
今回頂いた木は伐採現場の半端木で、太さは腕ぐらいからデブの胴ぐらいまで色々ある。木の種類はいろいろあったが、タモの木(ヤチダモ)が全体の8割を占める。これは火の持ちがとても良い木なのでありがたい。長さはまちまちなのだが、1m程度のものが多くあった。これを運んでいて、ちょっとひらめいた。この長さの木は何かのキノコ栽培にちょうど良いじゃないか! と
もちろんタモはタモキノコがなる木としてよく知られている。だがひねくれ者のオレは、別のキノコを栽培してみたい。もし、しいたけが可能なら最高だ。そこで調べてみると、しいたけには不向きだが、ヒラタケの栽培なら大丈夫だということが分かった。
さっそくオレは通販で山梨の業者から種駒を仕入れた。そんな訳でこの日曜日は、オレはホダ木づくりに没頭したのだ。買った種駒は1000個。これで約20本のホダ木を作ることができる。今度の秋はヒラタケを楽しめるぞ!(本格的な収穫は来年秋以降)
今回は富士種菌さんから種駒を仕入れた。
ひたすら穴を開けては駒を打つ
オレの休日とは日曜だけなので、この1日で一気に片を付けねばならない。まずは木にインパクトドライバーで穴を開けてゆく。1列20cm間隔で穴を開けてゆき、5cm程隣にまた次の列の穴を開けてゆくことを繰り返す。木を一周すると、1本で30〜40個の穴が開くことになる。
このドリルで木に穴を開ける作業は、思っていた以上にインパクトドライバーに負荷がかかる作業のようだ。2〜3本分穴を開けるとバッテリー切れになってしまう。仕方がないので今度は、バッテリーの充電時間を利用して、種駒の埋め込み作業をする。穴を開ける、駒を打ち込む。これをひたすら一日繰り返した。
しまいにバッテリーが熱を持ち、熱が冷めるまで充電が始まらない。そうなると随分と待たされることになる。3本のインパクトドライバーを交互交互に使用して穴あけをしたのだが、結局は充電終了を待つ方が長くなってしまった。
穴さえ空いてしまえば、それほど時間のかかる作業ではないのだが、インパクトドライバーが動かなければどうにもならない。そんなわけでこの日24本のホダ木を仕上げるのに17時までかかってしまった。オレの休日は穴開けと、駒の打ち込みだけで終ってしまった。
出来上がったホダ木は仮伏せをする
出来上がったほだ木はまずは仮伏せする。他に場所がない事から、車庫の横に井桁に積み上げる事にした。保温のため寒冷紗とゴザを木に掛け、更にブルーシートで覆う。これから2カ月間程、菌糸が木全体に浸透するように、保温と湿度を保って管理する事になる。
ヒラタケは菌の成長が早いため、この秋にはごく少量だが収穫できるらしい。今から楽しみで仕方がない。これから来る大恐慌に備えて、少しでも食料を自給しなきゃね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ