オレの薪割りは斧二刀流 ただし同時に2本は持てない

薪割りは、毎日の日課。冬まで続く

グレンスフォシュブルークスの斧とマジックハンマー

我が家では薪ストーブが唯一の暖房器具なので、家長として薪作りはとても大切な仕事だ。いつでも薪材になるモノを探している。求めていると、木があるよと声がかかってくる。

5月に知人から薪材を大量にいただいた。直径40センチ、長さ50センチ位にぶつ切りされた元防風林の木だったもの。軽トラックで10回は運んだと思う。殆どが落葉松だった。

この落葉松を毎日少しづつ割るのがオレの日課なんだけど、これがなんとも割りづらい。40cmを超える太い幹が多いので、非力なオレにはかなりの強敵だ。1つを4〜8コぐらいに小割りするんだけど、それだけでもう1日分の体力を使い果たしてしまいそうだ。

玉切りした木
直径40cm超えの木が多い。こんなのが200コ位はある

といって、細みの木はどうかというと、これがまた強敵なんだな。というのも、何故か殆どのそういう細い木は拗くれている。割るとはっきりするんだけど、1/6回転ほどのねじりが入っている。だからこれがスカーっと割れない。何度も何度も斧を振り下ろして、ようやっと割れるくらい。たった3つ割るだけで、もう汗まみれ。ねじれが入っていると、木が非常に粘るのだ。見た目は簡単そうなのに、とにかく割れてくれない。

薪割り
割った木は乾燥の為に、どんどん積み上げて行きます

グレンスフォシュブルークスの斧

そんな訳で、今現在2本の斧を使い分けている。1つはもう15年以上愛用のスウェーデンのグレンスフォシュブルークス製の斧。これが木を切るように歯が食い込み、そして厚い本体でくさびのように割って行く。ヘッドが1.8kgの小型の斧なんだけど、振り回しやすく、そして割りやすい優れもの。斧はやはり洋斧にかぎる。最近の日本製も、これを真似したものが出てきたけれども、買う気が起きない。

グレンスフォシュブルークスの斧には、一つ一つに職人の刻印が押してあって、おれのはRAさんが作ったもの。ルーネ・アンデションさんが作ったものらしい。何時か彼にあって、お礼をしたいぐらいだ。

斧の右にRAの刻印が見えるかな

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そんな優れモノのグレンスフォシュブルークス斧なんだけど、大きな木や拗くれた木の場合やはり割りづらい。斧を振り下ろしても、木に刃が刺さるだけでちっとも割れない。軽量ヘッドだから仕方がないよな。

マジックハンマー

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そんな訳で、割りづらい強敵の場合、マジックハンマーをつかって真っ二つにしてから、グレンスフォシュブルークスで小割りするようにしている。アイキャッチに出ている、右側の赤い斧がそのマジックハンマー。

このマジックハンマーってのはアメリカ製。こうした割りづらい木専用のハンマー。見てくれもデザインも何にも考えないで、ただひたすらヘッドの重さで木を真っ二つにするというモノ。

斧のヘッドを上から見ると、2等辺三角形をしている。ヘッドの重さは5kgもある、とにかく重い斧。薪割りの王様だな。この重みで木に食い込み、一気に割くという恐ろしい斧。

オレみたいな非力な人間だと、頭上に持ち上げるのすらかなりの重労働。これを使って連続10分以上の作業は、オレには無理。へたに足に落とそうものなら骨折してしまうから、取扱いも要注意のハンマー。柄に取扱いの注意書きが張ってあるくらい。

そんなハンマーだけに、拗くれた木でも、大きな木でも、2〜3回振り下ろせば、粉砕するかのごとく2つに割れてしまうのだ。

マジックハンマーを使う時は、もう気分は新造人間キャシャーン。「木の悪魔を叩いて砕く!」だ。その代わりこれを使った後は、疲弊して倒れ込んでしまいそうになる。映画Casshernの、戦闘後のキャシャーンのように足腰が立たないほどヘロヘロになる。

日々薪割をしているので、あばらが出るほどガリガリのオレだが、腕やら肩やら胸だけはムキムキの筋肉になってしまった。そんな二刀流で薪を割っているオレだけれど、左右の手に1本ずつ斧を持って振るなんてのはもちろん無理。アメリカ人なら出来そうだが。


これがオレの目標w 左右の手に1本ずつ斧を持ってひたすら木をぶち割る。キャシャーンだ! というか、ゴレンジャーに出てくる怪人のようだw


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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