英語のリーディング向上に、多読が1番! おすすめはGraded Readers本

リーディングには多読です

Reading力を上げるには時間が必要です

私が英語を勉強する上で、最も重点的に取り組んでいるのはリーディング能力の向上です。ネット上には日本語では読めない、英文の貴重な情報が山のようにあります。日本は英語という壁の情報鎖国状態です。

私は別サイトで生活の安全等についてあれこれ記事を書いています。記事を書く参考に英文を読まなければならない事があります。そんな時に、たかだがA4用紙1枚程度の文ですら10分もかかる事もありました。長らくそんな状態でしたが、それでも諦めず日々英文を読む癖だけは続けていました。

努力の割にはReading能力はゆっくりとしか向上しません。が、ようやっとこの5年間で自分でもかなり読めるようになったと実感するようになりました。といって今でも辞書は手放せませんが、以前とは比べ物にならないほどスラスラと英文を読みこなす事が出来るようになりました。

私がReading能力を高める為にやっていた事は多読です。とにかく毎日英語の文章を読む習慣を身に付け、英文を読む事にストレスを感じないようにしました。英文を見るだけで怖じ気づくようでは、少しもReading能力は上達しません。

Reading力の向上は、やはり多読

リーディングには多読が一番

さて、ではReading能力を高めるのには何を読めばいいのか? 多読といっても、意味の判らないものを沢山読んだとしても、意味が解らなければ面白くないし、飽きてしまいます。最悪英文に拒否反応を起してしまいます。

私の経験ですが、英語で読んでみたい小説を思い切って購入してみました。辞書があれば何とかなるだろうと。読み初めから実感したのは、ボキャブラリーの圧倒的不足です。

たった1ページを読むにも何度も辞書を引かねばなりません。その度に読書は中断します。こま切れで読んでいると、話の筋がちっとも頭に入ってこないので、話がちっとも理解できずに物語がどんどん進行して行きます。そうするとだんだん読むのが苦痛になり、途中で投げ出すなんてことを何度も行っていました。投げ読です。

読書として面白くなければ、どんどん読み進めようなんて思いません。これでは読んでいて楽しく無いだけではなく、次第に英文を見るのも嫌になってきます。Reading能力を鍛えるどころか、これでは逆効果でした。

Graded Readers, GRと呼ばれる文庫シリーズを発見

そんな時にたまたま見つけたのが、Oxford大学出版部で出しているBookworms Libraryの本でした。その時私が見つけたのはBlade Runnerの原作として良く知られている傑作SF、「Do androids dream of electric sheep?」でした。Philip K Dickの書籍なのに、別の著者、編集者の名前が入っている変な本です。

何だこの本は?と、早速このOxford版のDo androids〜を取り寄せて読んでみました。薄い冊子でしたが、あの作品が非常に分かりやすい文章に書き直されているものでした。そうです、このシリーズの本は、Reading学習者向けにいろいろな書籍をを読みやすく書き直した文庫だったのです。

このOxford版のBlade Runnerだと、1ページにつき1〜2度辞書を引くだけで、どんどん読み進める事が出来ました。文章も分かりやすく、頭に意味がすーっと入ってきます。この作品を数日で読み終えた時には、英語の本を1冊読み通したぞ! と、なんとも云えない自信が涌きました。


しかもこのBlade Runnerは、この文庫の中ではLevel5に位置づけられていました。Level5は中級者レベルのようです。そんな事もあって、なおさらReadingに自信を持つ事が出来ました。

こういった英語が母国語ではない学習者向けに、レベルに応じて書き直しされた書籍の事をGranded Readers,略してGRとよぶんだそうです。

このOxfordのGRは、極く初心者向けのLevel1から上級者向けのLevel6まで、学習者の能力に応じた作品が多数用意されています。中学高校の英語教育を受けた人なら、最低でもLevel3位の本から読まれて見る事をおすすめします。

あまり低いレベルを選ぶと、逆に容易過ぎて、読んでいて楽しくありません。達成感もありません。私の経験で云うと、自分の能力よりも少し上ぐらいのレベルを選び、脳に負担をかける方が、より学習効果が高まります。そして読書後の達成感がより強まります。Readingの自信にも繋がります。

このOxford Bookworms Libraryでは、Blade Runnerの様なSFから世界の名作、話題作が沢山カタログに載っています。なので興味を引く作品が見つかると思います。Reading能力を伸ばすのはとにかく沢山読む事です。興味を引かれた本を次々と読み進めると良いのではないでしょうか。

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読めば読むほどReading力は向上する!

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自信がつけば、どんどんと読みたくなります。気がつけば、以前は苦痛を伴ってでしか読めなかった英文が、何の抵抗もなく読み進めている自分に気がつくはず。

小学校低学年時代に、講談社少年少女文庫(ふくろうの本)などの児童文庫を読みふけった体験を持つ人もいると思います。これはそれの英語版です。子ども向けに書き直された書籍を片っ端から読んでいるうちに、読書力が上がり、気がつけば大人向けの文庫本などで、半村良等の作品を読みふけっていたなんて小学生時代を過ごした私です。大人になって同じ事を英語でやっていたわけです

この記事ではOxfordのBookworms libraryを取り上げましたが、探せば他にも、Penguin Readers、Macmillan Readersなど、各社あります。まずは子どものころに親しんだ作品などを探して、英語で読み直してみると良いと思います。作品によっては朗読CDが附属していますので、ReadingのみならずListeningやshadowingの訓練にもなりますよ。

Bookworms library:

Penguin readers

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Macmillan Readers


ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたらとっても有難いです。 

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