庭は花盛りの7月 とっても短い知床の夏
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子供たちは夏休みの時期なんだね
7月の終わりといえば斜里じゃ、1年間で一番暑い時期だ。といってもほんの1瞬の真夏なんだけどね。子供の頃なら夏休みが始まり、学校という拘束が外れて自由を満喫している頃が、ちょうどその短い夏にあたる。
勤め人になって30年以上が過ぎた。7月だろうが8月だろうが、毎日がなんでもない普通の日々。ただ暑いだけの日が来た様にしか感じなくなっている自分に驚く。子供のころなら一年で一番ワクワクしたのが、暑い今ごろなのだ。暑い夏らしい季節なんて、斜里には2週間もないのだ。下手したら3日間で終る、オホーツクの夏。
子供のころは夏休みや行事で季節を感じた。この歳になると、そんな感覚はすっかり忘れてしまった。その代わり日々我が家の庭の見回りをする事で、季節感を感じている。日々変化する果樹、草花。考えてみたら、植物の些細な日々の変化を毎日楽しみにしているオレがいる。6月からは果樹が次々と果実を実らせて、その成熟を楽しみにしていた。そんな果樹ばかりに気を取られて、すっかり見落としていたのが花だった。
庭は花盛り
気がついてみれば、我が家の庭は花の真っ盛り。あれもこれも、キレイな花を咲かせている。庭を歩けばお花畑じゃないか。そんな事で、今日咲いている我が家の花達を取り上げてみよう。
カロンジ
これはカロンジの花。カロンジの種はカレーなどの香辛料に利用されていて、死以外に何にでも効くといわれているとても薬効の高い植物だ。種を採取しようと思い植えてみたのだが、種が細かくて食用に採取するのが非常に面倒。なので放置していたら、気がつけば庭のあちこちで花を咲かせているじゃないか。
ラベンダー ヒドコットブルー
これは今北海道なら何処にでも見られるラベンダー。うちのはイギリスから取り寄せた種から育てた、ヒドコットブルーという品種。草丈が小さいのだ。
コモンタイム
こちらはコモンタイム。庭に一株あると、香辛料のタイムは買わなくてすむようになるよ。多年草で、北海道でも平気で冬越しするのが良い。タイムの樹の間に沢山のスギナの葉が混じっているのはご愛嬌。スギナもハーブです。カルシウムやケイ素がたっぷり。
エキナセア
これはエキナセア。パリダという品種。何とも独特の花が毎年楽しみなのだ。おまけにものすごく薬効がある。免疫を高めるハーブとして、お茶として飲んだり、犬のサプリメントにも利用している。
コリアンダー(パクチー)
これはコリアンダー(パクチー)の花。ここまで花を付けてしまうと、硬くなってサラダには使いづらいが、あの臭いは変わりません。オレもニワトリも大好きな香草。
ドクダミ
これはドクダミ。全草が臭いのだが、花はなんだか質素でかわいらしい。庭のあちこちに生えていたものを一ヶ所に集約したら、恐ろしい事になってしまった。ブルーベリーの土地が侵食されている。ドクダミがこれ以上勢力範囲を伸ばさないよう、地面に障壁を建設中。
カモミール
カモミールはこぼれ種であちこちに集落を形成中。雑草と互角に戦っています。
ラムズイヤー
これはラムズイヤーの花。葉っぱは羊の耳のようにふわふわの手触りでとても好きなのだが、葉を触って楽しむ以外に特に用途の無いというハーブ。
オレガノ
これはオレガノ。精油の殺菌効果は最強と云われる、天然の抗菌剤。花の咲く前の軟らかい葉をオリーブオイル漬にしてパスタに使えば最高だ。これも非常に繁殖力が強く、庭のあちこちに蔓延っているので障壁に閉じこめた。
エゾウコギ
これはエゾウコギの花。エゾウコギは別名シベリアニンジン。花から甘い蜜を出すので、花に蟻がたかっている。これでハチミツを作ればスゴイ薬効がありそうだ。
大根
これは大根の花。ほおっておくと豆のさや見たいな実を付ける。実は食べられる。
フェンネル
フェンネルもこぼれ種であちこちに勝手に生えている。思わぬ所に思わぬフェンネルを見つけて驚く。根っこを太らせて野菜として食べようと思っているのだが、今のところうまくいった試しが無い。
ウド
これはエゾウコギに似ているがウドの花。家の軒下にやはり勝手に生えている。我が家の庭、敷地には勝手に生えてきて自己主張する植物が多くて面白い。そしてそんな勝手に生えてきた植物は、食べられるものなら何でも食卓に並んでいる我が家。夏の自給自足率はかなり高い。
こんな投稿をした事なんか来年にはすっかり忘れていて、来年も同じような記事を書いているに違いない。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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