2025年日本はなくなる 内海聡著 生き残る為に読む本

2025年日本はなくなる

2025年日本はなくなる

うつみんが2023年2月に出したのが、「2025年日本はなくなる」という、非常にショッキングなタイトルの本だ。ネット上の噂でも、2025年7月に巨大地震が来て日本は滅ぶとか、2025年に何かが起きるなんて話があちこちで目にする。あたしのような昭和生まれのおじさんなら、ノストラダムスの予言本を思い出してしまう。

うつみんもそんな話に便乗してこの本を書いたのか? なんて本書を読みもせずに勘ぐる向きも居るだろう。だが、この本はそういった話とは全く違っている。うつみんは10年以上前から日本はなくなってしまうと訴え続けているのだ。政府が日本という国を正に解体し続けているのが、この国の政治状況なのだ。その結果として2025年には、この国はもう国としての体を為さないという事を現したのが、この本のタイトルというわけだ。

本書の中でうつみんは読者にこう語っている。

「さまざまな情報に躍らされることなく、考え方の基本や基礎を身に付けることであり、そのなかで生きる術を探すことです。」

「今ここで戦うか、それともなにもしないまま2025年に滅ぼされるか あなたなら、どちらの道をえらびますか?」

2025年日本はなくなる

この本の中で政府がこれまで行ってきた日本国解体の事実を、実例を挙げて列挙している。この国が行ってきたことは、外資に対して好き放題にこの国土を、国民を、国の財産を、簒奪し放題、どうぞ奪ってくださいと差し出している事だ。

じっくりと時間をかけて、この国を守ってきた法律などを1つ1つ丁寧に改変した先に待っている未来はなにか? そこにはもう何も身を守るものの無い丸裸の日本国が、鋭いくちばしをもったハゲタカ共についばまれるに任される未来だ。解体はもうほぼ完成している。

このままだと2025年には、間違いなくそういう状態になるだろうとうつみんは予測してこのタイトルを付けた。なのでネットに溢れる、たんなる流言飛語の2025年に何かが起きる的な話とは全く別の話なのだ。

外資に捧げられる日本国

さてうつみんが2025年には日本はなくなると主張するその根拠は何か? 本書の内容から大事な点を取り上げて列挙してみようと思う。こうした事がこれまでの日本国で進行し、いや今現在も進行し、そしてこの国は名目だけの国家に成り果てようとしているのだ。今あたしたちがみているこの国の有り様は、もはやかつて存在した日本の抜け殻なのかもしれない。もうすぐ日本国というのは名前だけで、実質存在しないも同然の国になろうとしている。

じゃあその抜け殻の日本国に住む日本人というのはいったいどうなるのだろう? 奴隷か? 家畜か? それを決めるのは国民一人一人だ。 

・外国人に買われまくる日本の土地

北海道、中国四国地方、九州地方、それどころか東京の不動産ですら中国を始めとした外国資本によって買われまくっている。中には水源地まで買われているありさまだ。それに対して政治家は防止をするどころか、セールスマンになり外国人の買収を促している。中国人が購入した北海道の土地の総面積は静岡県よりも広いという話もある。あのボンクラが知事じゃねぇ(ため息)。

・種子も外国大企業にに支配される

農業の基本は種子。その種子も外資のメーカーから買わないと栽培できない方向に向かっている。農林水産省はもはや日本の農業を守ろうなんてこれっぽっちも思っていない。外資の手先に成り果てている。なので自家採種なんて事は、もはや過去の習慣になってしまう未来がすぐそこに来ている。そして農家は種苗巨大メーカーの奴隷に成り下がり、食べ物は「奴ら」の思い通りに管理されてしまう。
■2022年種苗法の改訂が施行

・水道はどんどん民営化されてしまう

すでに宮城県が水道を外資に売り渡してしまったが、この流れはどんどんと全国に加速するかもしれない。そうなると公共のインフラである水道は、利益重視の外資によって買われてしまい、水質の悪化、使用料の高騰が予想される。すでに海外で水道が民営化された国では、そのような事が起きて国民からものすごく反発をくらっている。水道再公営化は今は世界のトレンドなのに。
■2018年改正水道法が成立。

・どんどんと緩和される農薬の使用基準

日本の農薬規制値は世界の流れとは逆行して、どんどんと緩められている。数倍どころかヨーロッパ基準の数百倍も緩い残留農薬値になる作物もある。ラウンドアップのような農薬は海外ではどんどんと使用が規制されているにも関わらず、日本ではどんどんと使用されている。日本は世界の在庫処分場状態だ(効きもしない予防接種も同じ構造だねw)。ホームセンターでラウンドアップが山積みになっているような国は世界でも日本だけ。今では世界で一番危険な農作物は中国産じゃなく、日本産なのだ。日本人だけがそのことを知らない。
■2021年水道の農薬規制値がほぼなくなる。

・獲れた魚は日本人の口に入らない?

漁業法の改正により、一般企業が漁業に参入する事ができる様になった。それは外資が漁業組合を買えるようになったという事。その結果獲れた魚は国内ではなく、より高く売れる海外市場に売られて、日本人の口には入らなくなる可能性が高まる。
■2018年改正漁業法施行

・外資が国有林を経営できるようになってしまった

外資が林業に参入できる事になり、これからは売れる木をどんどんと伐採し、その後はハゲ山のままで放置されるだろう。切り倒すだけ切って、植林をしなくても良い事にしてしまったのだから、儲かってもうわや。植林は税金で補填だってさ。
■2019年成立改正国有林野管理経営法

・ゲノム編集食品

食糧危機はゲノム編集食品で回避! ゲノム編集で筋肉もりもりのタイや回遊しないでぼーっと漂うマグロをゲノム編集で作り出したので、食糧危機なんて心配しなくて良いよ。沢山食べられるから良かったねぇ。コオロギ(これまたゲノム編集、遺伝子組み換えした昆虫)だってあるから飢える心配なし! 楽しく明るい未来が待っているね。

・特区法で日本が日本でなくなる

日本各地に特区が作られ、外国人労働者がどんどんと入り込んでくる。外国人の安い労働力で日本はとても助かるって? そうだね、ついでに日本人の労働者の給料も外国人の給料に合せて下げちゃえば企業も大もうけ。奴隷商人ヶヶ中の夢が実現するって訳だ。この国の政治家は右も左も日本を日本でなくなる事に一生懸命なようだ。いったい彼らは誰に仕えているんだ?
■2020年参議院で可決、スーパーシティー法

・TPP等不平等条約

まるで明治維新の直後のように、日本はTPPやRCEP、FTAなどで国内産業を守る防壁がどんどんと破壊されて、不平等な条約を押し付けられている。国内産業はいったい誰が守ってくれるんだ?

・自民党の改憲草案

憲法は本来政治家を縛るもののはずが、自民党の改憲案は国が全て国民なんかどうでもよいという内容になっている。言論や表現の自由など、家畜に権利なんか要らないよね。メー、メー!
そして最悪なのは緊急事態条項。政府が緊急事態を宣言してしまえば憲法は停止され、政府は好き放題なんでもできてしまう。素晴らしい! まるで日本を旧ソ連や共産中国にしてしまうような内容が自民党の改憲草案。

超全体主義、超管理主義の世界がもうすぐそこに! 日本はジョージ・オーウェルの1984年の世界を体験できるテーマパークになっちゃうのかもね。

・ダダもれの放射能

殆どの人はもう忘れちゃったんだろう。福島第一原発の事故は今も継続中だ。そして事故から5年を過ぎた辺りから、癌、心臓、その他の病気が急増している。これまで無かったような若者の癌も急造している。ここまで放置されたら、その原因なんかもう突き止めることなんかできないだろう。きっとストレスのせいでそうした病気が増加しているんだよねw

とにかくサバイバルするしかない

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以上の事実からはっきりしている事は、日本国政府はもはや日本人の為の政府じゃないという事。日本政府は日本人を守ろうともしていないし、それどころか極端な言い方をすれば日本人を殺そうとしているとしか思えない。

そんな時代にあたしたちはどうすればいいのだろう? 何処かで自給自足の村を作って対抗する? うつみんはそうした人達こそ、いの一番にやられると言っている。この国は国民を守ろうとしていないのだ。いろんな理由を作って、そうした自給自足村は弾圧され、たたきつぶされるだろう。じゃあ2025年からの時代をどうしたら生き残ればいいのだろう?

アホみたいな感染症騒ぎのおかげで、あたしも数は少ないけれども各地に同士のような人達との出会いがあった。不思議なもので、こんな時代だというのに以前には出会わなかったような、心底信頼できる友達の緩ーいネットワークの様なものが出来てきたのだ。そんな友達が近場から内地の各地に点在している。

それを例えるなら華僑のネットワークに似ているかもしれない。札幌ならこの人、大阪ならこの人が信頼出来るよと、そうした同士に紹介出来るゆるーい人のつきあいが生まれている。

これからの社会をサバイバルするにはもうこれまでの常識なんか全く通用しないと思う。銀河皇帝が支配する銀河帝国に、これからのあたしたちは暮らす事になるのだ。ある日突然ダース・ベーダーが登場して全てをぶち壊して行くのだ。

だけどもそうした信頼できる友との、相互に助け合いのできる「倭僑」ネットワークがあれば、この困難な時代を乗り越えらかもしれない。

2025年に(数年ずれる事はあり得るけれども)日本がなくなる事はもはや避けられない。だとしたら、こうした倭僑ネットワークを大事にして、これまで大事にしてきた日本的なものを心のうちに秘めつつ、サバイバルするしかない。いつの日かまたこの国を再興させる為に。この本はこれから起きる事に対して覚悟を決めさせる書でもあるのだ。

最古の人類、最後に残された先住民(だから日本はここまでして標的にされている)としての日本をいつの日か取り戻す為に、なんとしてもサバイバルするのだ。それが今の日本人に課せられた義務だと思う。日本人が生き残る事が世界を良くするのにつながるのかもしれない。グローバリズムで支配された世界が素晴らしい世界だと思えるかい?

ヒーローなんか現れない。ヒーローを待ち望むと言うのは単なる依存心だ。それは奴隷の考え方だ。一人一人が心の中に日本人としての矜持を秘め、何が何でも生き残る事が大切だと思う。そういう意味で一人一人がヒーローになるべきなのだ。是非この本を手に取って読んで、これから待ち受ける未来に覚悟して欲しいと思う。

ただ一言だけはっきり言う。この本は奴隷や、家畜には全く必要のないものだ。そんなやつらはコンビニ弁当でも食べて続けていればいいと思う。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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2 Responses to “2025年日本はなくなる 内海聡著 生き残る為に読む本”
  1. どこの誰か says:
    • katzZK says:

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