狂った社会 あばしり一家の世界が今現実に! 無法の世界じゃ刑務所が1番安全なのかも

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カララが作り出す無法の世界

Jail city ABASHIRI

大学に進学するために上京したのはもう30年以上前の事だ。日本の東端、間違いなく辺境の田舎から都会に出てみると、いろいろな視点の違いに氣がつき、驚き、戸惑う日々を過ごした。

オレは網走の高校に通っていたんだけども、斜里の人間にとっては、網走といえば全国に名前が知られ、ちょっとは大きく栄えた地方都市という感覚がある。ところが東京に出てみると、網走のイメージはというと、寒い、辺境、そして「監獄」しかない。なんだか網走には恐ろしげなイメージが付きまとうようだ。大学の先輩、健さんのおかげだ

「高校は網走まで通っていたんだ」

なんて事をオレが大学の同級生なんかに話す。するとたいてい、

「へー、網走の高校に行ってたんだ。網走っていったいどんなところなの? 刑務所の街なんでしょ?」

と言われる。そんな事を毎回言われるものだから、ついついオレも調子に乗って、

「そうそう。網走はね、街全体が監獄なんだよ。網走市街地は塀に囲まれていて、街そのものが監獄なんだよ。でその市街地に暮らす人、全て囚人なんだ。街の商店からなにからみんな囚人。町全体が監獄なんだよ」

「網走の市街地に買い物に行くには、市街地の門で生徒手帳を見せて、ボディーテェックを受けてからからじゃないと入れないんだよ。監獄だから。」

オレは嘘だろうと思うように大げさに言ったつもりなのに、

「へーー、スゴイね、網走は」
と云われる。

普通なら、そんなバカな話は無いだろうと思いそうだ。オレが調子に乗って大ボラを吹いているのに、殆どの人が信じてしまうの恐ろしい。きっと日本の中心に住む人にとっては、日本の辺境なんかそんな印象しかないんだろう。オホーツク地方は流刑地だ。

それは、高倉健さんの「網走番外地シリーズ」、そして永井豪の「あばしり一家」のおかげだろうと思う。(付け足し:あばしり一家はターミネータの元ネタの1つである。あの映画と殆ど同じようなシーンが漫画の中で描かれている。ターミネータの1作目が公開される10年前の漫画に)

あばしり七福神まつりのようす右から2番目の人は網走市長さん
あばしり七福神まつりのようす 本当の網走は港町なのに穏やかで、怖くないですよ 右から2番目の人は網走市長さん

あばしり一家の世界が現実に!

それはともかく、最近ニューズなんかを見ていてつくづく思うのは、この国は本当に壊れ始めているなと感じる。次から次へと異常な殺人や事件ばかり。国が制度がイカレて、腐っているんだから、人もがイカレたとしても不思議に思わない。

女子校生は学費を稼ぐ為に平気で売春をする。そりゃあオレが高校時代にも、そんな事件があった。地元の女子高生が売春グループと作って、田舎のスケベオヤジが逮捕された。その当時は女子高生売春と呼ばれていたのが、今じゃ援助交際だの、パパ活だのくだらない言葉で「売春」を隠ぺいしている。が売春は売春だ。売春は犯罪だ。だから援助交際だろうが、パパ活だろうが、みんな犯罪だろ。

女を買った方も買った方で、モテない豚ハゲでも相手してくれたというのに、ちゃんと対価ぐらいを払ってやれよ。せこく支払を拒み、あげくに売春婦を平気で殺して死体を畑に埋めてしまう。狂ってる。これだけ監視カメラがあちこちに有ると言うのに、ばれないと思っているんだろうか? ナメクジほどにも知性のかけらもないクズ人間たち。

小さな女の子が父親に暴力を振るわれている事を告白したら、それを握りつぶすどころか、とうの暴力オヤジに告げ口をする狂育委員会。秘密を守ってやるからという大人の言葉を信じた結果がこれだ。誠実とか倫理とか、そういったものはないのかこいつらには。

バカガキが皆の迷惑を顧みずバカ車で好き放題に走り回っている事を注意すれば、逆恨みして追い掛け回し、あげく衝突死させてしまう。どいつもこいつも脳がイカレている。

そんなイカレタ社会ってまるで、オレが子どもの時に読んだ「あばしり一家」の世界じゃないか。あれから40年。世界が本当に漫画の中になってしまった。漫画は笑って読んでいられたが、現実があばしり一家になってしまったら笑うどころではない。

まともな人間が、刑務所にでも入るしかないのか?

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こんな危険な世界、社会、政治、まるで日本中が無法で、囚人だらけの世界になってしまったかのようだ。そんな危険な社会に生きるオレ達はどうすればいい? オレが異常なのか? 社会が異常なのか? 異常なのはどっちなんだ?

日本題が無法の世界 / The Who

農作物には毒を入れて育てられ、食品は毒入り食べるプラスチックにされてしまい、フクシマの放射能は未だダダ漏れ。時間が経てばたつほど、日本人の脳はイカレてくる。どいつもこいつも、イカレポンチ。

日本列島そのものが監獄になってしまったのなら、じゃあ俺達はどこに避難すればいいのか? それこそまともな人間が安全に暮らせるように、頑丈なブロック塀で囲まれた、世間から隔離された場所でひっそりと生きるしかない。そこを訪問できるのは特別に許されたものだけ。面会時間も限られている、厳重に護られた場所。そうそれはまるで監獄に似ている。

Ray Bradburyは華氏451度で、あらゆる書物が燃やされる世界を描いた。Fireman(消防士)とは、書物に火を放ち燃やす人の事。もう少し未来のの世界では、監獄とは危険な社会から逃れて安全に生きられる場所の事をさすのかもしれない。

希望は有るのか?

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ここまで読んで頂きありがとうございます。

私の記事をソーシャルメディア等でシェアしていただければありがたいです。 東倉カララ

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