北海道の大地からの気を捕える航空写真家 山本康雄氏
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航空写真家山本康雄氏
ひょんな事から山本康雄さんという写真家と知り合いになった。山本さんは70前のおじさんで、機会があれば小型飛行機に乗り大雪山を中心とした自然写真を撮影していると云う。ちょっと不思議な爺さんだ。
その山本さんが写真集を出しているのを知り、ちょっと見せてもらった。普段見る事のない高空からの大雪山の景色に圧倒される。20年前から航空写真に取り組んでいると云う。そこにあるのは、北海道とは思えない、聖霊の住む全くの別世界のようだ。
いや、これが本当の北海道なのかもしれない。その写真集に収められたどの写真も、ただ上空から撮影したのではなく、太陽の角度や、天気、構図など、考え抜いて撮影されている写真が沢山詰まっていた。
そんな山本さんなんだが、北海道出身だと云う事以外、いったいどんな人なのか全く知らないと云う事に気がついた。ネットで調べて見るとやはり写真集の事がヒットする。そしてウェブサイトを持っている事に気がついた。
山本さんは大地の気を捕らえている
そこには当然のように、飛行機から捕らえられた北海道・大雪山の自然写真が掲載されていた。写真集から選ばれた大雪山の景色がそこにちりばめられていたのだが、そのサイトを見ていてある事に気がついた。そこに掲載されている写真から、何か圧倒的なエネルギーが放射されているのだ。ただキレイな景色を撮影したのではなく、風景からなにか圧倒的なエネルギー、氣が放射されているように思える。
山本康雄という写真家は、風景を捕らえているのではなく、北海道の大地の氣を、カメラを通して捕らえているのだと云う事に、その時気がついた。
先日山本さんにお会いした時に、こんな子とを言っていた。「写真集を出したはいいけど、それほど売れなくてね。アマゾンにも大量に在庫しているんだけどさ、印税で食って行けるほどは売れないんだよね」と語っていた。
検索して見ると、確かにアマゾンでも買う事が出来る。オレが思うに、これはただの写真集じゃないと思う。写真を通して氣が放射されている。一家に一冊「大雪形象—山本康雄写真集」。この写真集を家庭に置いておけば、何か良い事がある。きっと。
注:アイキャッチの画像は山本康雄氏の写真には一切関わりありません。航空写真に因んだ画像ということで、空を飛ぶ犬を選びました。
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