JR北海道・釧網線で見かけるいろんな列車その1 ル、ルパン三世が走っている! 流氷ノロッコ号!
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JR北海道釧網線上にはいろんな車輌が走っている
朝の犬の散歩時に時たま、JR北海道の釧網線の列車の通過に出くわすときがある。ぼーっと汽車(北海道では列車、鉄道の事を汽車と呼ぶ。たとえそれが電気で動いていても汽車)の通過を待っていると、時折見慣れない変な汽車が目の前を通過していく。
通常の汽車は銀色の車体にオレンジや緑色のストライプが1本走っている車輌だ。ところが白地の車輌に絵が描いてあったり、青い車体に絵が描いてあるものが目の前を通過していく。
鉄道になんか全く興味が無いが、こうもいろんな車輌が走っているとやはり気になる。数年前からはルパン三世が走っているのに出くわしてとても驚いた。
そんな事で、地元のセミプロ写真家の知床妖精キヨちゃんに聞いてみると、釧網線はいろんな車輌が走っているという。しかも撮影したストックがあるという。
そんな事で、キヨちゃんが撮りだめた写真データを見てみると、出てくる出てくる、釧網線上を走るいろんな車輌が。
そんな事から、キヨちゃんが撮影した、釧網線を走る車輌を3回に分けてお見せしようと思う。撮影は全て、知床妖精キヨちゃん。今年83歳の爺さんだ。カメラを抱えて今年で70年になる。
ちなみに釧網線(性格には釧網本線。支線がないけど釧網本線)とは、オホーツク海の網走駅から、太平洋の東釧路駅間を走る、全長166kmの路線である。
ルパン三世号
まずはルパン三世号。ルパン三世と言えば作者のモンキーパンチは北海道の浜中町出身だ。釧路と根室の真ん中ぐらいに位置する街だ。多分この車輌はそんなモンキーパンチさんが北海道を盛り上げようと、快く車輌にルパン三世のキャラクターを描くことを許したんだろうと思う。
推測なのだが、この車輌は本来は浜中町のある根室本線を走っているものなんだろうと思う。JRの車輌の運行の都合で、時たま釧網線に流れてきているのではないだろうか。というのも、この車輌いつ釧網線上を走るのか誰も判らない。地元の知床斜里駅に聞いても分からないという。そんな事で1週間毎日同じ時間の列車を待ってみても、会えない時は会えない。そして諦めた時に突然目の前を通過してゆくルパン三世と仲間たち。
釧網線の普通の列車
これが本来の塗装の釧網線の汽車。調べるとどうやら「国鉄キハ54形気動車」と呼ぶ車輌らしい。いかにも地方ローカル線に相応しいたたずまいだ。
こちらはストライプの色違い。たいがいはこの2種類の車輌のどちらかが走っている。オジロワシ、オオワシが車窓から見られる、流氷に覆われるオホーツク海が見られるなんて、こんな日本の東端じゃ当たり前の景色。
流氷ノロッコ号
そしてこれは2016年に営業終了で、今はもう走っていない流氷ノロッコ号。流氷の時期だけ、斜里網走間だけを運行していた。昔懐かしのディーゼル機関車が客車を牽引するタイプの汽車だ。30年以上前の高校生のオレはこんなタイプの汽車に乗って網走まで通学していた。
流氷ノロッコ号はオレも1度だけ乗ったことがある。冬の厳寒期にあえて寒さを体験するという触れ込みの汽車で、1両は窓にガラスが入っていなかった。なので防寒着は必須。車内にダルマストーブが設置されていて、スルメイカや珍味をあぶって食べるのも可能。残念ながら車輌の老朽化の為、営業終了となった。
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