天に続く道　知床にある28kmの直線道路

名も無い秘かな絶景スポットだった

知床の街・斜里町には、天に続く道と呼ばれる場所が有る。道路が地平線まで一直線に続く場所と云う事で、以前から知る人ぞ知る撮影スポットだった。

春秋のお彼岸の頃には、ちょうどこの道に夕日が落ちる。シャッターチャンスを狙い、地元のカメラマンが（オレの親父とか）毎日通い詰めたりする場所だった。

近年そんな噂を聞いた観光客がちょくちょくこんな何も無い畑の真ん中に来るようになり、口コミでどんどん評判が広まって行く。当初は天空の道だとか、いろいろ云われていたのだが、いつの間にか「天に続く道」という名に落ち着いた。

観光客の増加に伴い、斜里町は駐車スペースに、標識の設置まで行った。知る人ぞ知るスポットから、今では普通の観光スポットに昇格してしまったというわけだ。

以前は冬季間は閉鎖になっていたこの道路も、いまじゃちゃんと除雪も入るようになってしまった。なので冬でも訪れる観光客が絶えない。

天に続く道の始まりはここ

天に続く道はこんな場所に有る。観光地とは言え、土産物屋なんかあるわけが無く、もちろんコンビニもない。周りには何も無い。ただ畑が有るだけ。キツネやシカ、ヒグマが出たとしても驚きもしない。この場所を通る公共交通機関なんてものもない。ここに来るには車、若しくは足に自信があるなら徒歩や、自転車でなければ来ることが出来ない。

親切な地元の人に拾ってもらえれば、ヒッチハイクで来る事が出来るかもしれない。もしオレを見かけたら、「ブログ見ているよー」と一言声をかけて欲しい。喜んでここに連れていってあげるよ。もちろんこんな所に連れて来てハイサヨナラなんてしない。ちゃんと街まで連れ帰ってあげるのでご安心を。

来たらびっくりするよ。googleの地図で見る以上に本当に何も無い場所だから。

天に続く道を逆側から見てみた

似てるけど、これは天に続く道を逆側から撮って見たところ。天に続く道の終点と云う事は、この撮影場所は天になるのか。天と云っても意外と普通の場所なんだなｗ　この場所に名を付けるなら、ここは「道に続く天」か？

再び天に続く道にもどる。この天に続く道でジャンプするのが、ちょっとだけ流行っているようだ。つい10年前には殆ど人気のないこの場所だったが、今では誰も人が居ないのが珍しいほどに。そして何故かジャンプしている人を多く見かける。

この画像は、知床妖精・きよちゃんが見知らぬ観光客を撮影してあげたもの。

撮影者：知床妖精きよちゃん

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