奇妙な2021年の夏は終わった エキナセアは咲かず ブルーベリーは早熟

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知床の空 2021の夏の終り
子ガラスが無事巣立ちました 家の庭に遊びに来る親子ガラス 空は秋

冷夏、猛暑、干ばつ、そして突然秋 2021年夏

今年の夏はホント妙な夏だと思う。7月はまともに雨が降る日がなかった。こんなに雨が振らなかった夏は初めての経験だ。ほぼ40日間雨が降らなかった。しかも7月の後半からは連日猛暑が続いた。35度を越えて、斜里が日本で一番熱い地点になったなんて云う日もあった。

これだけ暑く、しかも降雨もなければ畑の作物や果樹が枯れてしまう。そのためオレは毎日夕方、散水しなければならなかった。前の夕方に散水しているというのに、翌日にはまるで砂漠のように畑が乾燥している。毎日畑の隅から隅まで、丁寧に水やりをした。

そのおかげで今月の水道料金はいつもの月の1.5倍の請求になってしまった。クーラーも使用したので、電気代がやはりいつもの1.5倍。この不況下、支払が増えるのはなんであれ辛いものだ。

エキナセアがちっとも成長しない

エキナセアは夏に花が咲かず
虫食いだらけのとても悲惨なエキナセア・パリダ

こんな変な天気のせいなのだろう、今年は植物の生育が異常だった。エキナセアは生育が極端に不良だった。今年は6月ぐらいまでは低温が続いた。いつもなら5月初旬には芽を出すはずのエキナセアがさっぱり芽を出さない。6月前半になってようやく芽を出したたが生育も遅く、8月の半ばだと云うのに、まだ花芽すらだしていないのだ。

本来なら背丈も1mを軽く越えて、花満開の時期が8月なのだ。ところが今年は花を咲かせるどころじゃない。今年は茎がちっとも伸びない。葉がビローンと地面にはいつくばるように寝そべったままだ。この状態では、今年は花を咲かすこと無く終わってしまうのではないだろうか。しかも葉は虫に食われてまくりで、ボロボロになっている。こんな年は初めてだ。

エキナセアは多年草なので、秋に枯れても又翌春復活する。だが、この様子を見ていると、来年芽をだしてくれるのか不安を覚える。念のため、去年採取した種を鉢に蒔いて、新しく苗を作ることにした。

エキナセアは免疫向上に役立つハーブなので絶やすわけには行かない。

ブルーベリーの収穫は8月で終りになりそう

2021年ブルーベリーは成育が早過ぎる

そしてお次はブルーベリー。ブルーベリーに関してはいつもの年と変わらず、7月後半から実が青くなり収穫が始まった。そこまではいつもどおりなのだが、何故かどの樹も生育が早い。

いつもならのんびりと熟する樹までが、まるで早生の樹のように実が紫になり熟し始めている。熟するのがとても早いのだ。このままだと8月中にすべての樹が熟してしまいそうだ。

例年ならは7月から10月過ぎまで、ブルーベリーは長い間収穫が楽しめるのが普通なのに。そんなことで、今年はブルーベリーの季節はとても短くなりそうだ。今年は秋が早いのかもしれない。

8月7日からとつぜん季節は秋に

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屋根に上る猫
季節の変化に付いて行けず屋根に上る猫 ←うそ

北海道を襲った異常な高温は、まったくもって唐突に終わった。そして秋に突入した。8月6日までは恐ろしく暑い日が続いていた。連日30度を超える日が続き、もうこれ以上耐えられないと思っていた。

ところが7日にその天候は一転する。たった一日で嘘のように涼しくなった。涼しいというよりも寒くなった。6日と8日の気温を比較すると、たった2日間で最高気温が半分になってしまった。

連日冷たい強風が吹き、最高気温は20度にならない日が続いている。もうそんな日が1週間以上続いている。一体この変な天気はなんなんだろう。お盆だというのに、夏の暑さはカケラも残っていない

夜、庭に出るとカンタンの寂しげな鳴き声が聞こえている。エゾスズは侘びしげに、間の空いた鳴き声を聞かせている。これはもう秋まっただ中の雰囲気だ。今年の夏は突然終わってしまった。

2021年の知床の夏は終わった
ホント短かった知床の夏

この夏の干ばつで北海道の作物はかなりの影響を受けたことは間違い無いだろう。これからは台風の被害も出てくる。海に目を転じると、この夏のマス漁はやはり不漁だった。太平洋側はサンマがさっぱりだったようだ。今年の秋から冬はとても辛い年になりそうな予感がする。

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