予感 こんな時代だからとにかく「笑おう!」そして「リラックスしよう!」心を落ちつける1つの方法
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オレが幼児のころ、世界の終りを恐れていた
奇怪な笛の音が響く
ある日の朝、遠くから鋭い笛のような音が外に響き渡っていた。朝の大気を引き裂くかのような、鋭角な音が冬の空に響き渡っている。その音を聞いた時に何故か「世界の終わりが来た」と、オレはパニックになった。3歳の頃だと思う。
その音は何のことは無い、家からそう遠くない線路を走るSLの汽笛だったのだ。だが風向きのせいなのか、幼児の耳には異常な響きに聞こえたことはよく覚えている。何か本能を揺さぶるような、不安を書き立てるような、そんな音だった。
太陽が鈍いオレンジ色に輝く
その後もある朝、太陽がオレンジ色に輝いていた。そんな色の太陽なんか、それまで見たことがなかったので、やはりオレは恐れおののいた。母親に「地球が終る! 地球が終る! コワイよ!」と言い張った。それはオレがまだ5歳になるかならない頃の事だった。
家の窓から外を見上げると靄がかかった灰色の空に、オレンジ色の太陽が鈍く輝いていた。太陽の位置が低かったから、たぶん初冬の頃だったと思う。その太陽を見た瞬間オレの心臓はドキドキと激しく動機を打ち、ついに世界の終わりが来たと恐れおののいた。
オレンジ色の太陽も何のことは無い、霜が降りそうに冷えた朝、農家が古タイヤを燃やしただけなのだ。そうやって煙を出すことで降霜を防ごうという、当時の対策だった。燃やしたタイヤの煙は、太陽の色をオレンジ色に染めた。古タイヤを焼くなんて事は、今じゃまったく考えられないことなのだが、50年前は極く当たり前に行われていた。
結局のところ幼児のオレが恐れおののき、恐怖に震えていた世界の終わりなんてものは、これまでやって来た試しが無い。
祝おうという氣が起きなかった今年の正月 予感?
今思い出してもとても奇妙で不思議な気持ちになる。それは今年の正月のこと。今年の正月は、何故か祝おうとか、目出度いとか、そんな氣持ちがちっとも起きなかった。「おめでとうございます」と人に遭えば云うものの、心の中ではそんな氣持ちはまったくなかった。年賀状も大事にしている人だけに送った。親戚等これまで義理で出していた人は全部切り捨てた。
今年の正月に限って、めでたいだとか、祝いたいとか、華やかなとか、気分も新たにとか、ちっとも正月らしい気持ちになれなかったのだ。なんとも奇妙で、空虚な気持ちで正月期間を過ごした。そんな気持ちだからもちろん初詣にも行かず、お寺参りもしなかった。
新年だからといって、お神酒も飲む気がしないから、もちろん酒も一滴も飲まない。なんとも空虚な気持ちに支配された正月だった。これまで正月にそんな氣持ちになったことはない。この虚しさは何だろうとと思っていたら、今のこの大騒ぎだ。
桜が開花 春のときめきが無い またもや予感?
今年は5月3日に桜が開花した。人間社会がどんなに混乱しようが、いつも通りに季節は巡る。咲いた桜を見ていると、やはり心華やぐものだ。今年は例年に比べて寒い日が続いたため、開花から2週間以上経った今日でもまだ桜が咲いている。こんなに寒くても庭の果樹の花も咲きだした。本来なら春の気分満開になっているはずなのだが、ふと気がつくと気持ちは真冬のように沈降している自分に氣がついた。
春真っ盛りだと云うのに、これはどうしたことだろう。華やかさを何も感じない。これから更に活発な夏がやってくると云うのに、この静まり返った心は一体どうしたのだろう? まるでこれから厳しい季節がやってくるかのようだ。心に賑わいが全く感じ無いのだ。
その事に氣がついたときに、今年の正月の氣持ちを思い出した。似ている。いや全く同じだ。別にオレが予知能力者だとかそんなことを云う氣は毛頭ない。これから起こる不吉なことを、俺は当てられるなんてそんなことを云いたいわけじゃない。誰もがそんな奇妙な体験があるよね?
2011年3月10日 何かを感じた人は多かったはず
2011年3月に、そんな奇妙な感覚を感じた人は決して少なくなかったと思う。
俺もあの日とても奇妙な気持ちになった。3月10日、千葉に帰省する女房を空港に送り届けた。普段ならそのまま帰るだけなのだが、その日に限って何故か真っ直ぐに帰る氣が起きなかった。
空港ロビーで女房を載せた飛行機の離陸時間まで待ち、それから内地に向かって飛び立つ飛行機を見送った。空港の外れ、道路に駐車して、どんどんと角度を上げ上昇してゆくAirDoの機体を眺めていたことを思い出す。別に不吉な予感がよぎったわけでも何でもない。心臓がドキドキと早鐘を打った訳でもない。だが何とも言えない、空虚な感覚に襲われ、飛んでゆく女房を乗せた飛行機を見上げたのだ。
ともかく「笑おう」「リラックス」を心がけよう 何が起きようとも
これから一体何が起きるのかなんて、誰もわからない。もし明日世界が終わるとしたら? 「その日」が来る事が分かったとしたら、人は一体何をするだろう?
オレはきっといつも通りに過ごす事だろう。いつも通り出勤前に薪を割り、会社では糞つまらないスーパーマーケットのチラシを作り、そして夜は女房と団欒、そして就寝前に読書にふけるか、ブログの記事を作成する。いつも通りの生活を送るんだ。
世界の終わりが来る事を知った他の人は怯え、うろたえ、どんなに騒ぎ立てようが、オレはいつもどおりの生活を送る。
そうごく当たり前の、普通の生活ってやつこそ、実は特別な事なんだ。だからこそ今日世界が終ろうとも、いつもどおりの普通の生活を送るのだ。毎日が特別な記念日だって事を知っているから。
そして笑おう、体を緩めよう!
オレお勧めの気功術 「心がおちつく やさしい気功」
何はともかく、どんな状況であろうとも「笑おう!」。そして「リラックス」しよう。笑えなくとも、口角持ち上げて笑った顔を作ればいい。できることなら、そこから無理してでも声を出して笑ってみよう。笑えば体が緩んで、リラックスしてくる。
体がリラックスしていれば、何が起きたって対処出来るんだ。緊張した体じゃそんな緊急事態には対処出来ない。危機の時こそ、体をリラックスして、緩める事が大事なんだ。
どこか遠くから恐ろしげな汽笛が響き始めた。太陽はオレンジ色に輝き始めた。ついに「その時」が来たのかも知れない。だけどもまずは「笑おう!」
それと笑うだけじゃなく、このとっても簡単な気功術というか体操をすれば、体が間違いなく緩んでくる。そしてとてもリラックス出来る。体が緩めば、どんな危機が来たって対処出来るんだ。
クソバンクGの大赤字決算が昨日発表された。これはほんの始まりの一歩だ。これからが本番なんだ。だから体を緩めることを覚えておこう。何が起きても対処出来るように。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ