政治家になろう 副業として町村議会議員になってもええじゃないか!ええじゃないか!

Table of Contents
低すぎる町村議会の議員報酬
先日斜里町で行われた民懇談会に参加してみた。題目は「議員のなりて不足と定数・報酬について」というものだったた。参加者の殆どは70歳以上のじいちゃん、ばあちゃんばかり。若い人といってもせいぜい50代の人が、私を含めて5人もいなかったように思う。その事だけでも町議会というものに対する町民の興味の無さが分かるというものだ。
何故議員のなり手が少ないのか? その原因の一番の理由として議員報酬の低さというのがあげられていた。全国の町村議会の議員報酬の平均は月額21万円だそうだ。斜里町は19万円。手取り金額で云えば15万円にしかならない。確かに報酬額としては低い。どの参加者からも「低い、低すぎる。あまりにも低すぎる」、そんな声が上がっていた。
「低い低い」なんて云われて、私は身をすくめてしまったよ。というのも私が2年前まで勉めていた会社の手取り月給は15万円ほど。なんだかちょっと前の私の給料の額を糾弾されているみたいで変な気持ちになったよ。そんな安月給でなんとか妻を飢えさせずに17年間暮らしてきましたよ私は。
それはさておき21万円の給料で、一家を養って行くというのは厳しい額だというのはよくわかる。前の会社にいた時はとにかく家計のやりくりが大変だったなぁ。
市議会議員の成り手は不足していない
ところが調査によれば市議会議員のレベルだとなり手不足という事は殆ど無いと言う。具体的な数字はメモしわすれたのだけれど、市議会議員の月収は40万程度。年収なら600万円を超すそうだ。町村議員の倍はもらっている事になる。
という事から町村議員のなり手がいない理由として、報酬額が低いからと云う事が推測される。確かに600万円も報酬が貰えるのなら、職業として立派にやって行けそうだ。
町村議員の年収は300万円弱。しかも落選したらそく路頭に迷う。確かにこれだと若い人が町村議会に挑戦するのは、かなりハードルが高いだろう。なので実際に町村議員は会社の役員や老人ばかりと云うのも仕方の無い事だと思う。
これからは複数の仕事を掛け持つ時代だ

私は典型的な「アフターつねき」を歩んでしまった。2022年に大西つねきさんの講演を聞いて、2023年3月に25年間勉めた会社を辞めてしまった。そして2024年に正式に個人事業主として整体師として開業してしまった。
整体師になったとは云え、すぐに食べられるほど稼げるなんてこの世は甘くない。開業以来、整体以外にいろんな仕事を掛け持ちしている。農業のお手伝い、役場のアルバイト、ブロガー等、複数の収入源を駆使して何とか家計を維持している。会社員だったらそんなにあくせくしなくても良いから楽じゃないかって? ところがだ、今の方が毎日が楽しい。
確かに家計は自転車操業ではある、来月も同じだけ稼げるなんて分からない。が、もう会社員になんか戻りたいとはこれっぽっちも思わない。嫌なアルバイトなら行かなきゃ良い。まだまだ稼ぎはが少ないけれども整体という本業もある。自分に選択肢があるのだ。
これからの時代、1つの仕事に縛られるというのは逆にリスクの高い生き方なんじゃないかって私は思う。そうは思わない人は一生サラリーマンしていればいいと思う。
が、稼ぐという事=雇用される事という固定観念に疑問を抱いてしまった人は、何でも良いから1歩踏み出してみたら良いと思う。平均台を飛び降りたら、そこにあるのは安定して広々とした床かもしれない。そこには何も怖い事なんか無いんだよ。
今の学校ではとにかく、雇われる、良きロボット、良き奴隷になる事が良い事だと子どもを鋳型にはめる教育が行われている。自分で仕事を作りすという選択肢がある事を全く教えていないだろう。そんな事で自分で仕事を作り出すなんて、とてもハードルの高い事のように思われている。
だけどもやってみればとっても簡単な事。だけどもそれだけで食べて行くなんて云うのも、確かに大変だ。そして先に述べた通り、町村議員だけで食べて行くのも、そんな安い給料じゃ大変だ。
掛け持ちで町村議会議員もありだ!
だけども本業を持っていて、掛け持ちで町村議会議員になるというのはどうだろう? 年収100万程度しか稼げない個人事業主が町村議会議員になれば、プラス300万円収入が増えるわけだ。そうなれば十分楽に家族を養って行ける。もちろん社会貢献にもなる。
この社会何かがおかしい、この町はこのままじゃダメだ、もっとこの町を盛り上げて行きたいなんて志がなければダメだというのはあるけれども、議会が単なるイエスマンの老人ばかりだったとしたら、多少チャラチャラしたアンちゃんだって、そんな老人よりはマシじゃないかと思う。もちろん高い志があれば尚よろし。
若者よ! 町村議会という副業の選択肢がある

斜里町議会でば議会や委員会に出席しなければならないのは年間たった60日。それ以外に何とか祭典とか義務ではないけれども、次の当選を考えると出席しなければならない行事もあるそうだ。だけども本業を持ちながら掛け持ちするのにこんな良い職業はないと思うよ。議会はわずか60日、それ以外の300日は何をしたっていい。
本業がそれほど稼げないとしても、町村議員を掛け持ちすれば十分に食べて行ける。そして社会貢献にもなって、それなりの名誉も得られる。これからの時代若い人達はなにか1つでも2つでも自分の本当にやりたい事をやって、それ以外に町村議会議員も兼ねて町を良くして行くなんていう生き方もありじゃないかいと思うのだ。もちろん若くなくたって良い。だけども若い人の意見こそ、町村議会に必要なものじゃないかと思う。
町村議会を見れば分かる通り、何処の町も年寄りばかり(失礼)。そんな老人たちに君たち若者の未来を決められてしまって良いのかな? これからの若い世代の人達の為に、若者が町村議員になるというのはとても素晴らしい事だと思う。
何だかとりとめの無い文章になってしまったが、これからは複数の仕事を掛け持つ時代になったとおもう。そしてその複数の仕事の1つに、この社会を良くして行きたいなんて志のある人は町村議会をめざすのはとても素晴らしい事だと思うのだ。若者の未来は若者が決めるんだって。
