知床は5月上旬が桜の見ごろ　2020年の知床の桜

桜の見ごろを迎えた知床

今年の桜の開花は5月3日だった（←オレ調べ）。例年より早い開花だったが、その後低温が続いたため、まだ桜の見ごろが続いている。満開といえるのは10日頃だろうか。強い雨や、この時期特有の強い風のせいでかなり花びらが散ってしまったが、それでもあちこちに桜色の靄が町内各地に点在している。

今回は知床妖精キヨちゃんのたっての希望で、我が愛犬と桜並木の写真を撮りたいと云うことで、シャリウッド・ヒルに出掛けてみた。

前日（5月12日）ならもっと桜の花が見事だったのだが、残念ながら夕方から強い雨が降って撮影は１日延期になってしまった。それでも桜はまだまだ見頃だ。冬の間散々散歩で走り回ったシャリウッド・ヒルだが、この時期はあちこちに桜が咲いている。

多くはエゾヤマザクラだと思うのだが、この公園の場合弘前市から送られた桜も植林されている。

シャリウッド・ヒルから北に一寸下ったところにある広場は、一面が桜の園だ。ここは弘前市から送られた桜で作られた公園になっている。樹木の専門家から聞いた話だと、木の間隔が密すぎてこれじゃ大きく成長しないし、今現在も木はかなりの傷みが進んでいるという。

それでも毎年この時期になると見事な桜を咲かせ、多くの町民がここを訪れ桜を楽しんでいる。この日も魚の加工場等で働く外国人労働者等もいて、思い思いに桜の花を楽しんでいた。

早速キヨちゃんは頭の中に出来上がったイメージに近い写真を撮ろうと、あちこちカーシャを連れて写真撮影していた。オレもカーシャが良い表情で写真に納まるように、注意を引きつけたりいろいろ忙しい。きっと満足する絵が撮れたんだろう。

This time tomorrow what will we see

写真撮影後シャリウッド・ヒルを後にし、人気のないゆめホール知床（町の公民館）の芝生の広場を通って家に帰る。斜里岳と桜とカーシャが入った写真を撮りたいところだったが、そんな自分に都合の良いものはない。写真というのは、その時の自分の感動を撮るもので、自分の思い描いたイメージを撮るもんじゃないんだな。

来年の今頃はこの国はどうなっているんだろう？　同じように桜並木でカーシャの写真を撮っていられるんだろうか？　ふとそんな思いが頭によぎった。

ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。　東倉カララ