秋の知床峠で紅葉観光 2021年10月9日

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知床峠

知床峠で紅葉観光

この週末は久しぶりに知床地区まで出掛けた。知床の街に住んでいるとはいえ、特に用がなければ、知床地区にはあまり出掛ける事はないのだ。

斜里市街から見える知床半島の紅葉がずいぶんと進んでいるように見える。そんなことから、たまには知床までドライブしようという事で、妻を共に知床峠まで行ってみたのだ。

知床国道
遠くに知床連山が見える

週末とはいえ、もう10月も半ばなので観光客なんかあまりいないだろうと高をくくっていた。ところが国道334号線をウトロに向かって走ってみると、驚くぐらいに車の交通量が多い。まるで夏の観光シーズン並に、登りも下りの車線も込んでいる。観光バスもちらほらと見かけた。

オレの前にも、オレの後ろにも車列が続く。斜里からウトロまで約40km、そんな状態で運転する事になるとは思ってもみなかった。が、車はウトロを過ぎて知床峠に向かうと、めっきりと減る。多くの車はウトロが目的地だったようだ。

真夏並に込む、秋の知床峠

さて知床峠に到着! 誰も居ない静かな知床峠を予想していたけれども、道中の車の量がしめすとおり、駐車場は結構混んでいた。峠の駐車場にやって来る観光客の殆どは、余所から来た人ばかりだ。札幌ナンバーが一番多いように見えたが、中には道外から来た人たちもいる。観光バスからもワシャワシャと沢山の観光客が降りてきた。

隣の駐車区画には、千葉から来た高そうなオートバイに乗ったおじいちゃんが休んでいた。今やライダーはヘルメットを脱ぐと、禿げや白髪、お腹の出たおじさん、もしくはおじいちゃんばかりなのだ。30年前もきっと同じ場所を走っていたに違いない。

それにしても峠は風が強い。帽子を目深に被らねば、吹き飛ばされてしまいそうだ。いつも妻とここに来る度に、何故か寒くて風が強い。あまり長居は出来そうもない。

ちなみに知床峠とは、知床半島の基部、知床連山のを脇を通る道で、オホーツク側の斜里町と反対側の羅臼町を結ぶ道路のてっぺんにあたる。標高738m。頂上に両町の「国境」がある。北海道の国道では積雪の為、唯一冬期閉鎖になる道路として知られている。閉鎖期間はだいたい11月の初旬から始まり、4月の終りごろまで続く。

■リンク:知床峠(ウィキペディア) 

圧倒的な質感でそびえる羅臼岳

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知床峠

ここのところ雨続きだったけれども、この日は朝から快晴。目の前にそびえる知床連山の羅臼岳(1661m)が、圧倒的な質量感、存在感で目の前にそびえている。羅臼岳はやっぱり目の前で見るに限るなぁ。寒かろうが、いつまでも眺めていたくなる。

羅臼岳の紅葉はかなり進んでいて、山体は黄と茶色と緑色の迷彩模様をまとっている。優しい自然の色彩は、ほんと目の保養になる。

うねうねと曲がりくねった白樺

峠の見晴らし台から下を見下ろすと、生えているのは白樺やハイマツがその殆どだろう。そしてその白樺の背の低い事。そしてうねうねと曲がりくねっている。そうたいして背丈のない白樺でも、樹齢は軽く100年を超えるんじゃないかなと思う。一年を通して吹く冷たい風が樹木の生長を抑えるのだろう。本州なら2000m級の山と同じ環境と聞く(行った事がないので本当かどうか知らないが)。

それにしてもこんな寒い季節だというのに、まるで真夏並の混み具合にオレは驚く。驚いたついでに、ぐるりと知床峠360度のパノラマビデオ撮影をしてみた。見た人が日本の東の外れ、知床峠に来た気持ちになれば幸いだ。

■リンク:羅臼岳(ウィキペディア) 

この日は幸いにも快晴。なので羅臼側の海上には巨大な島が沖合に見えている。国後島だ。この日は国後島がくっきり、ハッキリと見えている。すぐ近くなんだけども、まず一般国民が行く事の出来ない島が国後島。

知床峠 国後島
沖合に見えるのが国後島

この夏からオレの調子も良くなった事もあり、妻と良く出掛ける事が多くなった。犬が居なくなってしまった事も、その要因だろう。居なくなったから出掛けやすくなったんじゃなく、犬の不在を紛らす為なのかもしれない。

だけどもカーシャとはいつも、何処でも一緒だ。今までと違いお留守番するカーシャを思って、家路へ急ぐ必要はなくなってしまっただけだ。

それにしても、自分が住む町内に有名な観光地があるというのも良いものだと思う。

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