去ったと思った流氷が再接岸 2021年3月18日 知床・斜里の流氷シーズンはまだ続く!
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3月下旬になって戻ってきた流氷
たぶん3月10日ぐらいに海を見た歳には、そこには濃緑色のいつもの冬のオホーツク海が広がっていた。今年の流氷のシーズンはもう終わっちゃったんだなぁと、ちょっと寂しく思っていたのを思い出す。
ところが昨日(2021年3月18日)、仕事の帰りに何気なく海を見に行ってみると、予想に反して流氷がビッシリと海面を覆い尽くしているでは無いか! もうすっかり海明けを迎えたとばかり思っていただけにとても驚いた。撮影時刻は17時15分ごろ。撮影場所は市街地から、車で東に5分ほど走った海岸。
網走の流氷観光船の今年の乗船者数は前年比90%減なんて、悲し過ぎるニューズを先日目にした。そんな事も有り、もう今年の流氷のシーズンはすっかり終わってしまったのだと思い込んでいたのだ。考えてみればこ数日、朝晩の海の遠鳴りが聞こえていなかった。静寂の朝、静寂の夜だったのだ。流氷が海を覆い尽くすと波が消えて、浜は静寂に包まれる。
流氷再び、といっても、海面を覆い尽くしている氷はどれも薄いものばかりだ。一時的に北風が強まり、沖に去りかけた溶けかけた氷が再び海岸にやってきたのだろう。3月3日の流氷と比べてみて欲しい。
流氷速報の図をみると、やはり薄い氷が沿岸部を埋め尽くしているのが判る。
静寂の街再び
そんな薄い氷とはいえ、こうして海面を覆い尽くすと波は消え、海岸は静寂に包まれてしまう。1km程先で流氷を見に来た女子の話し声がはっきりと聞こえている。その会話の内容から観光客じゃないようだ。
「氷がビッシリと入っているよりも、こんな方が流氷って感じで良いよねぇ」
なんて言いながら、ちょっとだけ海面上にひたっている氷の上に立ち、記念撮影をしていた。
斜里の人は流氷が好きなんだよね。来れば寒いけれども、来ないと寂しい。そして3月の末にもなって氷が来ていると、今年の冬にお別れを兼ねてついつい海に氷を見に行ってしまう。
流氷の海を動画撮影した
今回もグルーッと180度、動画で流氷の浜を撮影して見た。今回はオレの喋りは一切無し。静寂の浜を記録してみた。
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