見渡す限り流氷の海 知床(斜里町日の出)2021年2月
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今回はお茶をしながら流氷見物
今回は、女房がお茶をしながら流氷見物をしようよというので、斜里町の日の出地区にまで出掛けてみた。日の出地区とは、ちょうど斜里の中心地とウトロ地区の真ん中ぐらいにあるチップトマリ港という小さな漁港がある場所だ。
今回の観測地点はここ
知床国道が上り坂になり、上り切ったところにチップトマリという喫茶店がある。西に開けたとても見晴らしの良い場所で、眼下にはチップトマリ港、そしてオホーツク海が広々と開けて見える。今回(2月11日)は、そこで優雅にモーニングティーをしながら流氷見物をしたというわけだ。
観光客の消えた閑散とした知床国道
本来なら2月といえば流氷観光シーズンまっただ中。知床国道(国道334号線)はこんなクソ寒い時期なのにも関わらず、観光客を満載した観光バスが云ったり来たりしているのがいつもの光景だ。
やはりというか、オレ達が日の出の喫茶店に向かう間に、そんなバスなんか1台も見かけなかった。観光客らしい乗用車もとてもまばらだった。道路はとっても閑散としていた。なんだか40年前の、まだ流氷が観光資源として認識されていない頃の国道のようだ。寂しいねぇ。
日の出からウトロの海岸は流氷がビッシリ、ギッシリ
それはともかく、今年は流氷観測図を見る限り、オホーツク海は流氷でびっしりと覆い尽くされている。ところが実際に斜里の前浜から海を見ると、海岸から沖合までずいぶんと海が開けて見える。どうやら今年は北風が弱いらしく、海岸まで暑い流氷を押し寄せる力が弱いようだ。
だけども、峰浜地区(日の出のちょっと手前)あたりからは海はびっしりの氷で覆い尽くされ始める。日の出まで来ればこの通り、はるか沖合までびっしりの流氷原だ。
日の出まで来れば、はるか水平線まで(氷平線?)オホーツク海が氷で覆い尽くされている様がよくわかる。手前は雲がかかっているので海が暗くなっているが、沖合は日が出ているので白い筋に見える。
喫茶チップトマリは話し好きのおばちゃんが切り盛りしている喫茶店だ。広い店内に客はうちら夫婦に、老夫婦の2組だけ。オホーツク海の眺めのいい店内から、紅茶をすすりながら、朝の一時をのんびりと過ごした。
懲りもせずまた動画中継
写真だけじゃなにが流氷なのかよくわからないだろうと思って、今回も動画を撮影してみた。撮影場所は喫茶チップトマリのテラスより。手前から奥に向かって白い大氷原が広がっているが、これは全て流氷に覆われたオホーツク海。
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