2月21日より「道の駅しゃり」にて流氷展示中
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2月21日より「道の駅 しゃり」にて、流氷を絶賛展示中!
流氷の季節になると「道の駅しゃり」前の広場に、海から引き上げてきた流氷が展示されている。流氷と云われなければただのデカイ氷の固まり。そうと知らなければ旅行者もただ通り過ぎてしまうだろう。
置かれた流氷の背後の壁には、「知床の流氷」と書かれたプレートが掲示されている。このプレートが無ければただの氷なのだ。なのでこのプレートの存在こそが、ここに展示されている流氷のアイデンティティーになる。 ←そんな事はどうでも良い
夕方の犬の散歩は、誰も歩いていない寂し〜〜斜里の商店街を闊歩するのが日課になっている。普段は人気のない街だけども流氷の季節になれば、多少は観光客がこの通りを歩いている姿が見られる。人が歩いているのが珍しくて、写真撮影したくなるくらいだ。だが今年はコロナのお陰で、そんな観光客の姿も殆ど見かけない。
これからどんどんと溶けてゆく流氷
3月に入り、これから日中の気温がプラスへと転換してゆく。やはり気温がプラスになれば、道路の雪も徐々に、そして一気に解けてゆくのだ。ここに展示されている流氷もすぐ溶けるのかと思いきや、流石これだけ巨大な氷ともなれば、そう易々とは溶けてゆかない。なので、これからの散歩は、道の駅の流氷が日々どれだけ溶けて行ったのかをチェックするのが日課になる。
だんだんと溶けて小さくなってゆく流氷。だけでも意外としぶとい。なかなか完全に消滅しない。去年は確か5月の連休近くまで残っていたような氣がする(確かじゃない)。今年は何時までその姿が見られたか、記録しておこうと思う。
こんな程度の氷だけども、計れば何トンもの重さになる。この流氷はウトロの海岸で重機を使って採取して、はるばるここまで運ばれてきたのだ。カーシャをその前に座らせて記念撮影してみたが、その大きさが分かるだろう。だけども、海岸に流れ着いた氷で、こんな程度の大きさは小さい方だ。
知床斜里駅から斜里の海岸までは、徒歩でわずか10分程の距離だ。暇と、寒さに耐える自信のある方は、是非海岸にまで来て流れ着いた氷を堪能してもらいたいものだと思う。
乗りたい氣持ちはよく分かるが、流氷に乗って遊んではいけない
先日知床流氷通信その7を投稿したけれども、そこでオレは海岸が流氷で埋め尽くされた写真を掲載している。写真じゃ小さな氷の塊にしか見えないだろうが、実際すぐ側に近寄ってみると物凄く巨大な氷だという事が良く分かる。
人が数人乗った程度じゃ割れない程の厚みの氷が、海岸を埋め尽くしているのだ。ワカサギ釣の湖面の氷とは厚みが違うのだ、流氷は。
なので風の強い日にこんな氷に乗ってしまえば、筏にでも乗ったように沖に流されてしまっても不思議じゃない。昔の年寄りはこんな氷の上を、長い棒をもって上を歩いたんだそうだ。もし氷が割れても、棒があるので氷の下の海面下に落ち込んでしまわない為の対策だ。という事は昔、流氷の上を歩いていて氷が割れ、氷の下に落ち込んでしまって死ぬ人がいたんだろう。
くれぐれも流氷に乗って遊んではいけない。これは地元の子供達が小さい頃から、冬休みの心得として云われ続けている言葉だ。
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