流氷当来直前の知床の凍れる海 流氷2024
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今年は例年よりも流氷の到来が1週間ほど早い
今年も流氷の季節が近付いてきました。海上保安庁の流氷速報を見るかぎり、いつ水平線上に白い氷の帯が見えてもおかしくないくらい流氷は沿岸に接近しています。
ツイッターでも網走の人が水平線が白く見えた等の報告があります。ちょっと北風が強ければ、すぐにでも流氷初日(海岸から流氷が観察された日の事)を迎えそうな様子です。今年は気象庁の発表では例年よりも1週間ほど流氷の接近が早いという報道もありました。
そんな事で流氷到来直前の斜里の前浜に立ち寄ってみました。いつもの以久科原生花園入り口の海岸です。
強烈に冷たい風が吹く知床の海
天気は薄曇り。午後2時半。やはりというか、当然というか、海岸に着いてその寒さに震え上がります。この時期海から吹いてくる北風は、もう言葉にできないぐらい冷たい。風に当たっていると文字通り身を削られるように痛い風が吹きつけてきます。手袋なんか外そうものなら、数十秒で指がかじかんで動かなくなってきます。
今日の時点では斜里の前浜で見た感じでは、水平線はいつも通りで、白さのかけらもない状態です。まだ流氷は到来していません。
これは流氷か? おびただしい数の氷が漂着
ですが海岸をみると、大小さまざまの大きさの氷が漂着しています。これは流氷の先遣隊か? はたまた凪の日に澱んだ海水が凍りついたものがぶつかりあって大きくなったものが、浜まで打ち上げられたものか? ちょっと正体は分かりませんが、まるで流氷の様な氷が張るか彼方の海岸まで漂着していました。この景色だけを見ても寒々しさがわかるというものです。
そんな事浜にはわずか5分程度の滞在でしたが、身体の芯まで冷え切ってしまいました。やはり流氷到来直前の風は、死を意識するぐらいに冷たい。厳しい寒さの斜里の前浜でした。
これから厳しい季節の到来です。
おまけの1枚
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