2019年サッポロクラシックに、土方歳三缶が期間限定で販売
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サッポロクラシックに土方歳三様が描かれた缶が登場
北海道でしか飲めないビールと言えばサッポロクラシック。サッポロクラシックこそ、ビールと呼べる本物のビール。何処だかの売り上げNo1ビール等は、米やらコーンやらの澱粉(遺伝子組換の疑い強い)やらを入れて作られている。が、サッポロクラシックは麦芽とホップのみ。ま、多くの人は酔えれば何でも良いんだろう。缶ゴミを出しに行くと、ステーションには、粗悪なビールモドキの缶がパンパンに詰ったゴミ袋であふれ返っている。
それはさておき、今回サッポロクラシックでは、期間限定で土方歳三様のイラストが描かれた缶が登場した。戊辰戦争終結150周年記念缶との事だ。オレに云わせればこの表記はかなり気にくわない。蝦夷共和国独立戦争敗戦150周年記念と云うべきだ。
アジアで最初に成立した共和国が、この北海道蝦夷共和国なのだ。明治日本軍の侵略であっけなく崩壊してしまったのが残念。今の北海道の状況を日々見ていると、歳さんが命を懸けてこの島を独立させようとした努力は無駄だったんだなと、悲しくなってくる。チャンスをピンチにだ。
そんな悲しい歴史を思いながらも、歳さんのイラストが描かれたサッポロクラシックをいただく。北海道はかってアジア初の民主的な共和国として独立していたんだよ。その独立戦争の陸軍を率いていたのが歳さんだったんだよ。こんなビールを飲みながら、遠い昔の出来事に思いを馳せて欲しいと思う。
サッポロクラシックは、ここ数年季節限定の商品を出すようになってきた。秋の富良野ビンテージは毎年楽しみにしているし、今スーパーマーケットには「春の薫り」という商品が棚に並んでいる。夏には青い缶の夏限定のクラシックが売っていたはずだ。
そんな訳で、北海道に旅行に来られる方は是非、空港の売店、もしくは地元のスーパーマーケットを覗くと良いと思う。飲んで旨いし、お土産にも最適(ただし重い)。たまたま季節限定のサッポロ・クラシックに出会えたらそれはラッキーだ。
サッポロクラシックとは
ひょっとしたらサッポロクラシックというビールの事を知らない人もいると思うので簡単に説明しておこう。このビールは北海道限定販売だから、他地域では全く馴染が無いと思う。
サッポロクラシックが世に出たのは1985年。モルト100%のビールで、とてもコクのある、飲みごたえのあるビールだ。軽薄な辛口ビールに慣れた口には苦過ぎるのかもしれない。明治時代の創業当時のビールの作り方を復活させたとか、そんな事を言っていたような氣がする。原材料は麦芽とホップのみ。ビールと呼べるのは麦芽とホップで作ったものだけ。それ以外はビールモドキだ。もちろん黒ラベルもモドキだ。
多くの人はビールの原材料なんか気にしないのだろうが、たまには飲み食いしているもののラベル表示を見ると良いと思う。大概のビールは麦芽、米、コーン、スターチ(澱粉だ)、その他で作られている。それは日本以外ではビールとは認められない代物なんだ。
発売当時から北海道限定販売を貫いているサッポロクラシック。といって、今じゃ通販でも手軽に購入する事が出来るのだが。
どうせならサッポロクラシックは、このままずーっと歳さんが描かれていても良いと思うのだ。
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