月に翻弄される私達 マドモアゼル・愛著「月の教科書」の衝撃

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望むもののないアタシの人生

アタシはあと2ヶ月で55歳になる。そんな歳だけ立派なおじさんにも関わらず、正直に言うとアタシは未だに自分が本当に何をしたいのかが解らない。それは子供の頃から変わらない。中学生の時は地元の高校じゃなく、網走の進学校に進学した。その理由はなんとなく地元に行くよりも、ちょっと離れた網走の高校の方がかっこよく思えたからだ。

大学に行こうと思って進学校を選んだわけじゃないから、高校卒業時の進路も二転三転した。別につきたい仕事なんかなかったし、行きたい大学、心底学びたい学問もなかった。それでも東京の大学に進学したのは、ただなんとなくだった。学部なんか何でも良かったが、政経学部という響きが、かっこよく思えたからだ。

大学生になってもそれは変わらなかった。4年生になり周りは就職活動を始めた。そんなアタシはと云うと、特にしたい仕事なんか何もない。周りと同じことをしなきゃならないというワナに嵌まり、無理っくり御社にふさわしい学生を演技して、別に入りたとも思っていない業界に就職した。その会社を選んだのは、ただたんに最初に内定をもらえたという理由だけだった。これといってしたい仕事なんかなかったので、それで就職活動なんか止めてしまった。

そうアタシは自分が本当に何を望んでいるのかわからないのだ。これまでずっと。I desireに欠けた、幼稚な人生を送ってきた。アタシは本当に何をしたいのだろう? 探していればきっと見つかると思って、結局55歳になるまでそんなものは見つからなかった。このまま何も望むものがないまま、残りの人生を過ごしてしまうかもしれない。

他の人も皆、アタシと同じ思いで生きていると思い込んでいた。「月の教科書」を読むまでは。

占星術界を揺るがす月の解釈「月の教科書」

月


マドモアゼル・愛先生に興味を持ったきっかけは、たまたまラジオ人生相談の回答を聞いたことだった。一体このじいちゃんは何者だろう? そんな興味から先生のユーチューブを見るようになり、そして月の教科書を読むことになった。

それまで月星座なるものがあることすら知らなかった。アタシの場合は太陽星座はおうし座。そして月星座はさそり座になる。

「月の教科書」の自分の月星座のページをまず最初に読んで見た。月さそり座はI desireが無いと書かれている。愛先生の解釈では、月星座の基本は欠如を表している。I desireが無いと云う事は、アタシは自分が何を望んでいるのかがわからないという事だ。

さらに月さそり座の特徴が書かれている。たいした事でも無いのに深刻ぶって考えているふりをする。それが暗い印象を人に与える。幼稚だから性の奥深さが判らない。情緒に欠ける、、、、、。

そうです、それはアタシそのものです。最近妻に、あなたは暗いのよと言われましたよ。あ〜〜〜〜〜〜ぁ。もう頭を抱えて叫んでしまいそうだ。オレは月さそり座なんだよ〜〜〜。

そう、これまでアタシを悩ませていた、自分が本当に何をしたいのかが解らないというのは、まさに月さそり座に課せられた人生だったのだ。自分が望むものがわからないから、何をしたいのかがわからなかったのだ。これまで悩まされ、苦しんできたこの人生は、月によって運命づけられていたことだったのだ。

伯父の惨めな老後も月によって定められていた

アタシには90歳になる伯父がいる。2人の娘はそれぞれ嫁いで、彼は今一人暮らしだ。妻は10年ほど前に先立たれた。そんな事が災いして、彼は二酸化炭素排出権取引詐欺に引っかかり、700万円も失ってしまった。それは彼の全財産だった。もう子供にも孫にも残す遺産は何も無くなってしまった。

その伯父はそんな目にあったというのに、金に対する執着は強く、今は宝くじを毎月何万円も買っているという。それは詐欺で損したお金を少しでも取り戻そうということらしい。それだけ損をしたのなら、きっと大金が当たるはずだという屁理屈にもならない理由で宝くじを買い続けている。そんな人だから死ぬまで当たる事なんかないだろう。誰か止めてやれよと思う。

そんな伯父の月星座を調べてみると、おうし座だとわかった。月おうし座はI haveが欠如している。つまり何も所有できない人ということになる。簡単に言えば、お金、土地等、財にに恵まれない人生をおくるということだ。所有に対するこだわりが逆に作用して、とてもお金に困る人生を過ごす事になると云う。

その伯父は先立たれた妻が積み立てたお金まで、詐欺につぎ込んでいた。そのお金は娘と旅行に行くために積み立てていたというのに。住んでいる家は持ち家ではあるものの、土地は借地だった。だからいずれ土地は返さなければならない。昔その土地を買う機会があったのに、何故か見送ってしまった。いずれ全てを失わなければならない運命なのだ。

アタシは驚愕したね。伯父はまさに「月の教科書」の、月おうし座のページに書かれたとおりにこれまで生きていたということになる。伯父は典型的なI haveが欠如した人生を送ってきたのだ。そして人生の最後で、全てを失ってしまった。

「月の教科書」の衝撃

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月の教科書

アタシと伯父の2人の例をあげてみたけれども、この月の教科書に書かれている事があまりにも当てはまりすぎて驚愕している。2人共、まさにそのとおりの人生を歩んできたのだ。

アタシはこれまで、知らず知らずのうちに月によって支配された、成功からかけ離れた人生を送ってきたということになる。

愛先生はユーチューブで度々「月は恐ろしい星だ」と繰り返しおっしゃっている。「月が与えるものは、見せかけと虚構、嘘」だと。

これまでアタシが生きてきた、生きづらさ、苦しさ、虚しさというものは、月の影響を知らないで生きていたからだということがよく判った。知らなければこのまま残りの人生も、苦しんで生きるところだった。

太陽は自ら輝くことが出来るが、月は太陽の光を借用して輝いているように見せる。つまり見せかけだけの、虚構の光。月に照らされた人生というのは、あなたの本当の人生じゃないのだ。その事に気が付きさえすれば、太陽に照らされたより幸せな人生を送ることが出来る、かもしれない。それは各人の自覚と行動によると思う。

ここまで2人の実例を挙げて「月の教科書」の衝撃について書いてきた。どれだけ衝撃的かは実際に、「月の教科書」を読んでもらえればわかると思う。

とにかくこの「月の教科書」は、あなたの苦しみ、悩みが何処から来ているのかを明らかにする。月のワナを知れば、ひょっとすると、楽に人生を送れるかもしれないのだ。どうせ短い人生だ。楽に生きたいものだ。

これまでの虚構の人生よさらば! 多くの人に「月の教科書」を手に取ってもらいたいと思う。


ここまで読んで頂きありがとうございます。

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