ダージリン紅茶 マカイバリ茶園の2022年秋積み紅茶オータムナルを戴く
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秋はダージリン紅茶のオータムナルの季節
紅茶好きのあたしとしては、ダージリン紅茶の春、夏、秋の各季節の紅茶を楽しみにしている。特にひいきにしているのがマカイバリ茶園。この数年間、ほぼ春夏秋と各シーズンの新茶を購入して楽しんでいる。
春はファーストフラッシュ、夏はセカンドフラッシュ、秋はオータムナルと呼ばれて区別されている。その各々の季節によって味と香りが違うので、その違いを楽しめるのもダージリン紅茶が特に好きな理由なのだ。他の茶の産地でも季節によって味は違うのだが、ダージリン程差が現われないのだ。
今年はファーストフラッシュは楽しんだのだが、セカンドフラッシュは自粛してしまった。いまだ日本は世界のおいてけぼりで、退屈な自粛だの無意味な感染対策だのしているが、セカンドフラッシュもそれにならって自粛したわけじゃない。天城流湯治法という整体法の、指導者育成講習会で大枚をはたいてしまったので、高級紅茶を購入する余裕が無かっただけだ。
前置きが長過ぎた、そんな事で秋積みのオータムナルだけはなんとしても楽しもうと思っていたのだ。秋積みの紅茶は、なんといっても落ちついた、深みのある味と香りがとても心地よいのだ。セカンドフラッシュをスキップしただけに、2022年のオータムナルが待ち遠しかった。
マカイバリ茶園の2022年のオータムナルが届く
という事で待ちに待ったオータムナルが日本に入荷したとマカイバリジャパンが告知していた。早速購入して我が家に届いたので、待ち切れずに今朝(2022年11月14日)戴いてしまった。普段なら週末のくつろぎの一時に戴くのが、マカイバリ紅茶なのだ。
開封するとマカイバリ茶園独特の香味が袋からあふれる。だけども春、夏とちがってぱーっと広がるような感じじゃないのだ。なんとも奥ゆかしく、積むましく茶の香りが袋から漂ってくる。
今回購入したのもいつもどおりシルバーティップスと呼ばれるグレードで、新芽を中心とした茶葉で、手もみで作られている。軽くカットされているだけなので、初めてこの手の茶葉を見た人は紅茶とは思わないかもしれない。なにかのハーブティーと勘違いしそうな見かけだけれども、これは間違いなく紅茶。これは細かく刻まない茶葉なのだ。
このような茶葉なので、じっくりと5分間ティーポットを蒸らす。出来上がった紅茶は、他の季節とは違って濃いだいだい色をしている。色からしてなんとも落ちついた色合いだ。
ティーカップからはゆっくりと落ちついた花のような香りが漂う。一口口にするとマカイバリらしい香り、そして深く落ちついた、丸みの感じられる甘味とほのかな渋味がとっても心地よい。例年に比べると甘味が特に強く感じられる。朝から至福の時間。月曜日の朝という憂鬱な時間に、こうした極上の紅茶をいただいてスタートするのも悪くない。
マカイバリジャパンの説明によると、今回のオータムナルのシルバーティップスは10月10日の満月の前後に収穫された茶葉でつくられたという。マドモアゼル愛先生の月の理論の信奉者としては満月は避けたいものだが、シュタイナー農法的には満月の夜は植物の生命力が最も集まる時になるのだとか。そんな事から、シルバーティップスはあえて満月の夜に、松明の灯を手に茶摘みするそうだ。
これが紅茶なの? と驚く事間違いなしマカイバリ紅茶
とっても充実した2022年のマカイバリ茶園のシルバーティップス。普段紅茶を呑まない人にはかなりの高額だと思うのだけれど、思い切って飲んでみたらいかがかな。紅茶の概念が変わるよ。
■リンク:マカイバリ2022年秋積みオータムナル入荷のお知らせ
そこまで高くなくても、こんな高級紅茶を楽しみたいという方には、ヴィンテージやクラシックというグレードをお勧めするよ。手軽にマカイバリ紅茶の美味しさが楽しめると思うよ。
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