英語リスニング力の向上に役立つ−BBCの6 Minutes English
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リスニングに最適 6 Minutes EnglishというBBCのProgramme
もう10年以上前の事になってしまうのですが、地元小中学校の英語補助教員が講師をしている英会話サークルに通っていました。週に一度ネイティブの英語に触れる機会が有り、講師は全て英語で話す為、何一つ聞き漏らすものか! とばかりに耳に全神経を集中していました。
それが良かったのか、TOEICを受験すると、ReadingよりもListeningの方が30〜50点以上点数が高いのです。ネイティブと話すのはとても英語力を伸ばします。その後、そういうサークルが無くなった事も有り、Listeningは別の手段を探す事にしました。
そこで見つけたのが、BBCのサービスの1つ、6 Minutes Englishです。BBCはただの報道機関ではありません。U.Kと言う国を、英語と云う世界制覇の為のツールを、世界中隈無く広める広報機関でも有るのです。
ですので、英語勉強の為の教材も非常に充実しています。世界最先端の学術は、その殆どを英語でなければ学ぶ事が出来ません。上手い仕組みを考案したものです。世界最先端の情報にアクセスする為には、英語を学ばなければならない。それがU.Kの強みです。その広報を担当するのがBBCです。当然英語学習に対するコンテンツが豊富なのです。
言語は力であり、ツールであり、武器でも有るのです。U.Kは100年以上前から国を挙げてそれをやり続けているのです。アジアの優秀な学生は全て英語を話します。日本語ではありません。日本は道を間違えたと思います。WindowsやMacなどOSを押さえる事によって、パソコンの世界を支配したのと同じやり口です。
6Minutes Englishの私の聞き方
さて、この6 Minutes Englishの何が良いかと云うと、まずその長さにあります。6分間と云う一寸物足りないなあぁ、という長さが実は絶妙に良い長さなのです。このサービスは残念ながら音だけですが、長過ぎると眠くなったり、飽きてきてしまいます。録音時間の長いPod Castなんか聞いていると、ついついメールをチェックしたり等、余計な事をしてしまいますよね? 余計な事をしていると国際ロマンス詐欺のターゲットにもなりかねません。
ところが6分間なら集中を途切らす事なく、最後まで聞き通せるのです。しかも全ての回に、内容のscriptが公開されています。ですから眼で文字を追いながら、話している内容を聞く事が出来るのです。ReadingとListeningの両方の能力を強化できます。
私の場合は、最初まず数度通して聞きます。それからscriptを見ながら又聞きます。そして次に、聞いていて分からなかった単語を調べます。そしてまたscriptを見ながら、聞くと云う作業を行います。そこまでで少なくとも5〜6度は同じ内容を聞いていますから、おおまかな内容は頭に入っています。そして、今度はひたすら音だけに集中して、scriptを見る事なしに何度か繰返して聞くと云う事を行っていました。
繰返し聞く事でListening力が高まる
この様に何度も同じ話を聞くと云うのが、Listening力の強化には効果的だと思うのです。Bruce Leeもこう言っていたじゃないですか、
オレは1万のキックを1回ずつ練習した人を恐れない。1つのキックを1万回練習した奴を恐れる
と。そう、同じ事を何度も繰り返して、そこに書かれている事を100%理解するまで繰り返す、それが上達の道なのです。
と言うことで、この6 Minutes Englishは、その長さゆえ、何度も聞くには最適の内容なのです。そして、毎回毎回その時々の時事ネタ、イギリスの習俗などに因んだネタを取り上げていて、聞くだけで英語の勉強になるだけではなくU.Kについての知識も身につくと云った、絶妙の内容になっています。
また毎回クイズが入っているので、聞くものを飽きさせないように構成されています。Pod Castも有るので、iPhone等にダウンロードすれば、それこそ暗記するほど聞き込む事も出来るじゃないですか。こうやって、U.Kかぶれを作っているわけです。そういう私も正にそうです。U.Kびいきです。英語ではAnglophileと言います。アメリカ人のだらしのない発音が不愉快です。
私は子どものころからU.Kのロックバンドに親しんでいました。こうやって相手を懐柔し敵対心を抱かせない、これは世界征服の為のU.KのSoftな戦略です。
イギリス英語でもRPは聞き取りやすいですが、コックニーや地方(ヨークシャー、グラスゴー)の訛りがあると完全にお手上げですね。以前オーストラリアのアデレード出身の知り合いがいましたが、彼はI knowを「アイ ノイ」と発音するなど訛りがひどくて最初はほとんど言っていることがわかりませんでした。この酷い訛りで英会話学校の講師をやってましたよ!まるで津軽弁の日本語教師みたいなもんです。
こんにちはコメントありがとうございます。イギリスといっても各地の発音の違いが大き過ぎて面白いですよね。スコットランドの英語は特に聞き取りずらいと思っています。
オージーの発音も独特ですね。私は長らくニュージーランド人の英会話サークルに入っていましたが、ニュージーランドらしいなまりがありましたね。
1番聞き取りずらかったのは、やはりインド人の英語でした。最初は英語を話しているとは思えませんでした。