ラブラドール犬がご飯を残す! これは緊急事態だ
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徐々に弱ってゆくカーシャ
カーシャの体調は大きな変化は無いものの、徐々に弱っていっている気がする。日々カーシャの体をケアしている。なでていると、体表のあちこちにイボが大増殖しているのが判る。
カーシャの体をなでていると、もうイボに触れないところは無いぐらいだ。特に左後ろ足のひざから先にかけては、ぼこぼこと云っていいぐらいにイボが集中している。その左後ろ足の先端が、去年の初冬に怪我をした指だ。その怪我した指は、今じゃ元の大きさの4〜5倍ほどに膨れ上がってしまった。
当初はただの怪我と思っていた足の指の怪我は、どうやらこれは悪性腫瘍が悪さをして治癒を妨げていたようだ。菌を採取して適切な抗生剤を投与しても、全く腫れが引くことが無かった。
そして骨髄炎になった指の先端の骨の除去手術を受ける。手術は成功したものの、その後腫れは引くことは無かった。そしてカーシャの左後ろ指はどんどんと肥大化していった。これは悪性腫瘍の成せる技なんだろうと思う。
朝に弱い犬になってしまった
カーシャの体調は日々少しずつ変化してゆく。わずかな変化だからなかなか気がつきにくい。最近は朝がとても弱くなった。
これまではオレが起きれば、カーシャも直ぐに起き出すのが当たり前だった。さあ散歩だ、さあ食事だ!と目を輝かせていたカーシャ。ところがこの1週間は朝起き出しても、水を飲んだ後また直ぐに臥せってしまう。体がしんどいのだと思う。
そして散歩の時も、多少オレを引っ張ることはあるものの、だんだんとオレがカーシャに合わせて歩調を遅くするようになってきた。あんなにオレを引っ張りまくった犬だったのに。
ラブラドール犬がご飯を残す 地球最後の日か?
そして一番の変化は、食欲が少しずつ減少してきたことだ。昨日はごはんを半分近く残してしまった。ラブラドール犬がごはんを残すなんて、地球が終りの日を迎えるぐらいのあり得ない事態なのだ。
一つにはカーシャのためと思って、五井野プロシジャーを入れたお粥が嫌なのだろうと思う。肉や魚だけはもそもそと食べる。だが昨日の昼食は、ほとんど食べようとしなかった。肉や魚に五井野プロシジャーの入ったお粥が触れたのが嫌だったようだ。
「ああ、ついにご飯も食べる氣力無くなってきたんだな。」と、その時オレはすごく落ち込んだ。こんな事は以前にもあった。
その時はアジソン病の発病の時だった。ラブラドール犬がご飯を食べようとしないなんて事があるなんて、夢にも思わなかった。先代犬のカララは、死ぬ直前までご飯を食べようとしていたというのに。
ところがお粥と肉類を別にしてあげると、肉だけは喜んで食べた。だけどもお粥は断固拒否。匂いすら嗅ごうとしない。これじゃ量が少な過ぎて、おなかが空くだろう。
しょうがないので、時間が無い時などに食べさせている、ヤラーのドッグフードをあげてみる。するとこれはいつもの様にがつがつと喜んで食べ出した。
あまり暗くならずに、今日を楽しむ
カーシャの体表にはもう数え切れないほどのイボがある。極めて悪性度の高い悪性腫瘍というのはこういうことなのだと思い知らされた。2ヶ月ほど前からあるイボは、もうかなりの大きさになってしまった。
一つイボがあれば、その直ぐ隣に小さなイボが見つかる。もうカーシャの体はぼこぼこになってしまった。これはきっと表面だけの話では無く、体の中にもかなりのイボができているんだろうと思う。
少しずつ悪性腫瘍にむしばまれてゆくカーシャ。イボだらけになったとはいえ、未だにカーシャはかわいらしく、美しい犬だとオレは思う。目の輝きはすこし陰ってきたが、まだとても力強く輝いている。五井野プロシジャーや手当てがカーシャの苦痛を和らげてあげられればと思う。
思うように動けなくなりつつあるとはいえ、カーシャは日々一生懸命に犬の生を謳歌している。これは自然なことなんだ。だからオレもあまり暗くならずに、今日も朝晩、楽しくカーシャの散歩に出掛けようと思う。
それにしても、ラブラドール犬がごはんを残すのを見るのは、とてもショッキングな光景だ。ラブを飼った事の無い人には、この気持ちは理解出来ないだろうと思う。
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