自然療法で病気の犬のケア 「こんにゃく湿布」編
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こんにゃく湿布で犬のケア
女房が昨日動物病院に、カーシャの鎮痛剤をもらいに行った。その際獣医師から云われ言葉は、
「まだごはんは食べられているんですか?」だった。
「ええ、食欲は落ちていません。よく食べています」と答えると、意外そうな顔をしたと言う。
確かにカーシャの体をむしばんでいる組織球肉腫というのは、極めて悪性度の髙い悪性腫瘍だ。長生きは出来そうにないというのは覚悟の上だ。
だが、だからと云ってそう簡単にカーシャを死なせてたまるかと、オレは思うのだ。
そんな事でカーシャの日々のケアは、手抜きは出来ないのだ。毎日夫婦2人して、いろいろなケアをカーシャに施している。基本は自然療法、お手当てをしている。
自然療法だからと云って特別に凄い事をしているわけじゃない。体を暖める事が中心だ。体を暖めると云うのは、自然療法による病気ケアの基本中の基本だ。なので暖めると云えば、やはりこんにゃく湿布だろう。
毎日いろんなケアをカーシャにしてあげているけれども、先週からはこんにゃく湿布もケアの中に加えた。
こんにゃく湿布とは何かと云うと、その言葉通りで、熱したこんにゃくを使い、体や患部を暖めると云う自然療法だ。え、そんな事が体に良いの? という声が聞こえそうだが、知っている人は実践している。
こんにゃく湿布のやりかた
ごく簡単にこんにゃく湿布とは、何をするか説明してみよう。
まずこんにゃくを鍋でぐつぐつと煮る。板こんにゃくなら何でも良い。我が家ではスーパマーケットで普通に売っているものを使っている。それをぐつぐつとよく煮る。お湯が沸騰しても、そのまま5分ほど煮ると、こんにゃくの中までしっかりと熱が入る。
暖めたこんにゃくを、鍋から取り出して、今度は2〜3枚のタオルでしっかりと包み込む。1枚だと熱過ぎるので、2枚もしくは3枚のタオルでしっかりと包む。それでも熱い事があるので、手当ての際は火傷しないように注意して施術する。
タオルで巻いたこんにゃくで、まずは肝臓、腎臓を暖める。これは暖める事で、肝臓や腎臓の働きを強めるのだ。カーシャは免疫がもう無いと云われているけれども、やはり肝腎の働きが弱れば、それだけ早く体が弱ってしまう。
なので肝腎お暖めて、働きを手助けするのがとても大事なのだ。悪性腫瘍と対峙するには、免疫の向上がかかせない。
こんにゃくをあてている時間は10〜20分ほど。こうして暖めていると、カーシャは次第に目がとろんとして寝てしまう。とても気持ち良さそうに寝てしまう。体を暖めれば緊張が解け、リラックスすれば免疫の向上も期待出来る。
肝臓、腎臓の次はおなかを暖めてあげる。腸には免疫の中枢・パイエル板があるから、これまたとても大事な部位だ。
※こんにゃく湿布の細かい手順は下記のリンクを見てちょうだい。
リンク:こんにゃく湿布はすごいぞっ!こんなことに使えるの?!効果と方法。
こんにゃくで体を暖める際にビワの葉を皮膚に当てて、その上からこんにゃく湿布をあてている。ビワの葉はこうした自然治療では、よく使われているアイテムなのだ。ビワの葉の坑炎症作用は、自然療法の実践者にはよく知られている。ビワの葉の効能についてはここでは詳しくは書かない。
生き生きとしているカーシャの目
毎日食後にこんな事をしていると、あっというまに一日が終わってしまう。でもこんな日々の積み重ねが、明日のカーシャの生き生きとした目に繋がっているのかも知れない。
確かに日々、新しい小さなイボがカーシャの体に出ているのを見つける。前からあるイボはもう、乳首のように大きくなってきている。オレ達がカーシャに行っているケアどころか、五井野プロシジャーも今のところ効果を発揮しているようには思えない。
いや、カーシャにはまだこんなに食欲があり、日々の散歩だって今まで同様にこなしている。まだまだ元気そうに見えるのは、オレ達のケアや五井野プロシジャーのおかげなのかも知れない。カーシャの目の輝きを見ていると、まだまだ諦めるには早過ぎるのだ。
今日もカーシャちゃんが健やかに1日が過ごせますように。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたらとっても有難いです。