お盆にひっそりと咲く一輪のひまわり 2021年はカーシャの新盆
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お盆に一輪のひまわりが咲く
庭の片隅に気がつけばひまわりが芽生えていた。誰が植えたわけでもないのに、勝手に生えて大きくなって行く。
今年は変な天候が続いている。低温〜異常な高温〜干ばつ〜そして低温。そんな事から植物の生育がなんか変だ。
水やりなんかしていないというのに、このひまわりもそんな気象に耐えて、日照りにも負けずに、なんとか50cm程の高さまで成長した。そして花芽を付けている事に気が付いた。よくもまあこんな悪環境なのに成長したものだ。
お盆にカーシャが帰ってきた
ちょうどお盆に入った頃の朝。庭を見てみると小ぶりな黄色い花が朝日に向かって咲いていた。太陽を仰ぎ見るように、ちょっと斜め上を見ている。
ポツンと一輪、庭の片隅に咲いているヒマワリの花は、なんだかそこだけスポットライトでも浴びたように輝いている。なんだかオレまでほんわかと明るい気持ちになってくるじゃないか。
そんなひまわりの花を見ていると、カーシャの笑顔が頭に浮かんできた。そう、カーシャも写真を撮ろうとすると頭をちょっと上に上げて、見上げるようなポーズをとるのだ。まるでぱーっと明るくカーシャの顔から光が出ているような、満面の笑顔をオレに向けてくる。
「このひまわりはカーシャだ。お盆だからカーシャが帰ってきたんだ」
庭のひまわりを見ていて、夫婦で同じことを思った。
プロのカメラマンが庭に登場
そのことをカーシャが大好きな父親に話すと、カメラを持って庭にやってきた。カーシャのひまわりの写真を撮るのだという。畑にシートを敷いて寝ころんで花の撮影会をしていた。やりすぎだ。
人間で言えば今年はカーシャにとって新盆だ。
今日もヒマワリは明るい光を周囲に振りまきながら、ちょっと斜め上を向いて咲いている。カーシャのように。
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