紅茶は趣味です もうかれこれ40年の趣味です
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リーダーズ・ダイジェストがきっかけで紅茶を飲むようになる
オレの紅茶愛好歴は結構長くて、もう40年近くにもなる。でも紅茶が趣味だと氣がついたのはつい数年前の事だった。いろんな産地の紅茶を取り寄せて飲み比べたりしていたそんなある日、これって趣味だよね? って気がついた。
紅茶が好きになるきっかけは、中学生の頃から読んでいたリーダーズダイジェストのとある記事だった。リーダーズダイジェストなんて名前の雑誌を覚えている人はもう極少数派だろうね。でも知床みたいな、日本の鬼門の、流刑地みたいな街の本屋でも毎月棚に並べられていたんだよ。
リーダーズダイジェストはA5サイズで200ページほどの小さな雑誌だった。リーダーズダイジェストというその名前の示す通り、いろんなジャンルの本の要約記事が売りの雑誌で、これを毎月読んでおけば沢山の本を読んだ気になるお得な雑誌だった。今思えば、アイヌ語で地の果てなんて付けられた街に住む少年にとっては、この雑誌が世界に開かれた目だったんだな。
そんなリーダーズダイジェストのある記事は、イギリス人の紅茶好きについて書かれたものだった。紅茶の歴史や、紅茶にまつわる事件やイギリスでの飲まれ方などが書かれていたと思う。
今でも良く覚えているのは、イギリスの紅茶の正式な入れ方。イギリス人はしきたりを重んじるのだ。曰く、
①ポットに入れる茶葉の量は、ティースプーンで、人数×1杯、+ポット分1杯+紅茶の神様1杯。これだと一人分ならティースプーン3杯になる。
②お湯を注いだら4分30分待つべし。
その記事を読んでからというもの、その作法通りに入れた紅茶が飲みたくてたまらなくなった。その為にはまず、リーフティーを手に入れなければならない。ティーバッグでは作法に反するのだ。
缶入りのトワイニングスの紅茶が憧れだった
そんなわけで、田舎で買える一番高級なお茶がトワイニングスの缶入りだった。
最初に買ったのは、ダージリンやオレンジペコの名で売られているもので、600円〜800円で買えたと思う。今もそう変わらない値段で売っているね。
そして誕生日か何かでお小遣いを貰った時は、カッコいい黒缶に入ったあこがれのプリンスオブウェールズ(当時1800円ぐらいした。)を買ったりもした。LPレコード1枚を我慢して紅茶を買ったわけだ、当時のオレは。
1800円もするプリンスオブウェールズが素晴らしく美味しいかというと、通ぶってキッチリと4分半と人数分たす2杯の茶葉の作法を守ったため、ひどく濃いお茶になってしまった。でもそれがイングランド人好みの美味しいお茶と信じ込んでいた。
ずいぶん濃いお茶なので、1ポット分を飲むとカフェインで頭がキーンとして、変にハイになってしまう。周りに誰も教えてくれる人がいないから、リーダーズダイジェストの記事が先生。そんな事で、ずいぶんとトンチンカンな事ばかりしていたと思う。
あらためて書籍で美味しい紅茶の淹れ方を学ぶ
15年ほど前になるけれど、地元図書館の新刊本コーナーに美味しい紅茶の入れ方みたいな題の本を見つけて読んだ。そこに書かれていたのは、茶葉の状態、茶の種類によって蒸らす時間は変わるという事。茶葉の量も湯の量で変わるという事。それまでなんでもきっちり4分30秒を守ってきたオレには衝撃的だった。物事には臨機応変が大事だって事だね。まあ、頭がキーンとするほどの濃い紅茶も、牛乳を入れるとちょうど良かったりするんだけども。
紅茶に限らず、お茶は収穫されてから製品になるまで一度も洗うという作業が無い。だから、自然栽培されていない茶園は当然防除に農薬を使っているわけで、もちろん茶葉に付着して製品にも農薬が残留している。
そんな訳で、毎日飲むものだから安全なものが飲みたいオレは、オーガニックや自然栽培のものを買うようにしている。日本の緑茶の殆どは、ヨーロッパには輸出出来ないんだよ。何でかと云うと、「残留農薬の濃度があまりにも高すぎるから…」。
リンク:日本茶(緑茶)はネオニコチノイド農薬のカクテル お茶の残留農薬問題
お茶は無農薬、有機のものを選びましょう。さらに可能なら、出所のはっきりしたものが良い。信頼出来る生産者から直接買えればなお安心。今のご時世、インターネットで探すと、そういうショップがいくらでも見つかるよ。
下のリンクはすべてオレが飲んでみて美味しいと思ったお茶を選んであります。。
リンク:マカイバリ茶園アジア・日本総代理店マカイバリジャパン
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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