2度目の冬を迎える不死身のキャベツ リボベジ野菜のその後
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キャベツの命は永遠なり
リボベジなんて話を聞いて、まずはキャベツで試したのは去年の冬の話。その時はキャベツの芯をプランターに移植してみた。本体から切り離され、硬くて普通はただ捨てられてしまうだけのキャベツの芯。こんなものからキャベツが再生するのだろうか? と最初は半信半疑だった。
ところが移植して1週間も経たないうちに、円筒状の側面から芽が出始めた。その芽はどんどんと大きくなり葉になり、茂っていった。たかだが高さ2cm程の円筒状のキャベツの芯は、見事に野菜として復活してしまったのだ。
無事春を迎えたその再生キャベツ(もう球を巻かないので、我が家ではキャベツ菜と命名した)は、今度は畑に引っ越しさせた。畑に移植したキャベツ菜は、広い場所で生き生きと元気に育っていった。夏から秋にかけて沢山の葉をもしゃもしゃと出し、キャベツの姿とは全く異なった野菜として夏を謳歌したのだ。畑のその場所は、もともとはニワトリの庭だった。きっと肥料たっぷりだったのだろう。
せっかく復活したキャベツを、そのまま畑に放置して死なせてしまうのはとてもかわいそうだ。そんな事でもちろん、今年の冬も再びプランターに移植して冬越しさせる事にした。我が家のキャベツ君は不死身だ。
復活キャベツを更に越冬させる
復活キャベツのプランターへの再移植にあたって、根は水でばしゃばしゃと洗い、葉は最小限にまで切り落とした。それはアブラムシ等の虫を部屋に持ち込まない為の用心だ。そんな風にばっさりと剪定したキャベツは、もうただの太い植物の茎状態になってしまった。なんだか奇妙なソテツのような姿だ。
ちなみに最初にプランターに植えた際の円筒状の芯部分は、すっかり溶け去っていた。
こんな姿にまでされて枯れてしまわないのだろうかと、ちょっと心配になる。が、しばらくすると、そのワサビみたいになってしまった茎から沢山の新しい芽が吹き出してきた。まさに吹きだすように芽を出してきた。なんという生命力だろう。
そんな事で、このキャベツ菜は、我が家で2年目の冬を迎える事になった。もうこうなりゃ枯れるまでずっとこうやって毎年冬越しさせて、育て続けようと思う。まったくもってなんて生命力なのだろう。こうやって越冬させれ続ければ、永遠に生き続けるんじゃないだろうか。あたしが死ぬのが先か、復活キャベツ菜が死ぬのが先か?
もうこのキャベツは家族扱いしても良いだろう。食べられる家族だ。なんだか食べられるヒーローみたいでカッコいい。
キャベツには効能があるって知ってたかい?
ちなみにキャベツって、ただの野菜と思ったら大間違いだよ。実は抗がん作用がある事が知られている。ただの野菜と思って見くびったら大間違いだ。いろいろ調べてみたら驚く事が出てくると思うよ。
そんなキャベツを使って健康ドリンクを作って飲むと、驚くほど良い結果が得られるなんて話は、又別の機会に話そうと思う。
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