カバノアナタケは犬の悪性腫瘍に効果があるか?
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カバノアナタケ
カーシャちゃんの体のあちこちにイボを見つけた時に、正直嫌な予感がした。だがそれが悪性腫瘍と診断され、しかも治療法はありませんと言われたからって、ハイそうですかなんて黙っていられるわけがない。
そんな事で、我が家では「その日」から、出来るかぎりの事をカーシャにしてあげる事にした。温灸もその一つだ。悪性腫瘍と診断されてから、毎日カーシャに温灸を施してあげている。
カーシャにしてあげているのはそれだけでは無い。カバノアナタケを煎じて毎日飲ませている。15年ほど前だが北海道でカバノアナタケは大人気だった。きっとTVか何かで取り上げられたのだろう。
それまで気味の悪い白樺に付く瘤ぐらいにしか思っていなかったキノコなのに、おっさんどもが目の色を変えて山に行きカバノアナタケを採取しはじめた。その時にオレのオヤジが採取したものを、うちの食料貯蔵庫の奥にしまっていたのを思い出した。
オレがカバノアナタケを煎じなければ誰がやる!
とキャシャーンばりにまなじりを決して、オレはカバノアナタケを煎じるのだ。新造人間ではなくても、やれる事はいくらでもある。何となく保存しておいたこのカバノアナタケが、こんな事で役に立つとは思っても見なかったよ。
カバノアナタケの薬効については、あれこれここには書かない。カバノアナタケを知らない人には、驚異の効能があるとだけ書いて置こう。
今日で2週間、カーシャにカバノアナタケの煎じ液をご飯や、飲み水に混ぜて与えている。今のところ特に大きな変化は無い。足指の傷の腫れが引いてくれる事も期待したのだが、今のところ逆に腫れが酷くなっている。あああ。
まあたかが2週間だ。
※カーシャ用に煎じたカバノアナタケの粉末は、色が出るようなら2煎目、3煎目は人間が健康茶として頂いている。1度使っただけで捨てていてはもったいない。
オヤジがカバノアナタケを調達してきた
この調子でカバノアナタケを消費してゆけば、2ヶ月もすれば備蓄は底をついてしまう。そこでオヤジに頼んでみたところ、写真撮影の合間にカバノアナタケを採取してきた。残念ながらまだ木に寄生したばかりの小さなもので、サルノコシカケそっくり。聞くところによると、幼いカバノアナタケだと効果は薄いと聞く。
その数日後、オヤジは約1kgの大きな塊のカバノアナタケを持ってきた。見た目は黒く、ごわごわした石炭のような、木が炭化した様な非定型でグロテスクな形状をしている。やはりこんな大きくて、古いものの方が薬効が高いと云う。なんと山奥に入り込み、カバノアナタケを専門に採取しているオッサンから、オヤジがわざわざ買って来たと云う。
代金は1kgで1万円。えらく高価ではあるが、本来は2万円で卸しているものだと云う。オヤジもカーシャの事はとても大事にしていて、昼間の散歩の良い相棒なのだ。
そんな相棒の危機に際して、うちのオヤジも黙っていられなかったらしい。有難い事だ。有難くオヤジの気持ちを頂く事にした。もう我が家は総力戦に突入している。
だがもうひとつカーシャに試したいものがあるのだ。これが本当に最後の切り札だ。
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