肉食と草食どちらが平和的だと思う?

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草食獣のイメージは?
草食獣と聞いてどんなイメージが浮かぶだろうか? 大概の人は、おとなしくて平和的な生き物と答えると思う。他の生き物を殺さず、のんびりと草をはむイメージだろうか。
逆に肉食獣となると、どんなだろう? 肉食獣だけに、猛々しくて、獰猛、怖い、戦闘的といったイメージが湧くと思う。他の生き物に襲いかかり、その肉を食らうさまは、とっても平和な光景には思えない。
だけども実際はどうだろうか。草食獣というものは常に捕食されるという危険にさらされている。だからいつも緊張して、びくびくしていて、とっても神経質な生き物なのだ。食われる生き物というのは、常に緊張とともに生きている。肉食獣が現れれば生き延びるために、反撃して逃げなければ食べられてしまうかもしれない。そんなことから、草食獣は平和的なイメージがあるけれども、実際はいつもビクビクと怯えて、いつも不安と恐怖に怯える、ちっとも平和的な生き物じゃないんだ。ビクビクしているということは、とても攻撃的でもある。
そう攻撃的と言えば人間界でも、精肉店やハンバーガー店を集団で襲撃するヴェジタリアンがいるよね。植物食を選択するのはそれは個人の自由、どうぞお好きなようにと思う。だけども肉を食べる人を非難し、攻撃するというのは間違っていると思う。
自分の主張を他者に強制する超攻撃的な人々。それって平和的じゃないし自由じゃない。逆に肉食の人がヴィーガンショップを襲撃したなんて聞いたことがあるかい? まずそんな話は聞かない。ヴェジタリアンの性質もやはり草食動物と同じで、神経質でビクビクとして日々を過ごす攻撃的な人々。それは平和とか、穏やかなんて言葉に最も遠い生き物だと思う。
じゃあ肉食獣は?

では今度は肉食獣はどうだろう。確かに肉食獣が獲物を得る際は、他の生物を襲い食い殺すんだから平和的には見えない。襲撃、殺戮、肉を食らう。血みどろの惨劇。そこには平和的、穏やかなんて言葉は似つかわしくない
ところがそんな肉食獣だけれども、お腹が満ちてしまえばどうなるかというと、何もせず横になって寝ていたり、ダラダラとして時間を過ごしているのだ。とってものんびりとしている。攻撃的なのは獲物を狩るときだけ。そして必要がなければ他の生き物を殺すなんて事はしない。
食物連鎖の上位に位置する肉食獣は襲われる危険性が低いので、日々びくびくとして生活する必要がないのだ。だから狩りをするとき以外は、のんべんだらりとしていて実に平和的に日々を過ごしている。草食動物とは違い、常に敵の襲撃にさらされていないので神経質じゃない。のんびりと穏やかでだらけている生き物が肉食獣とも言えるのだ。その様こそ平和的じゃないか。
こうして比較してみると肉食獣と草食動物、どちらが穏やかで平和的な生き物に思える? 政治の世界でも、平和を連呼するリベラルが、集団で保守的な人を攻撃するのをよく見かけるよね。それって平和ともっともかけ離れているんじゃないの。
街のあちこちにはられているどこかの党のポスターには、恐ろしげな顔をした女が「平和」を掲げて、拳を振り上げている。私は攻撃的で恐ろしげなその表情を見るたびに、襲われるんじゃないかと恐怖する。
私は肉食動物なのかも

私は3年前までサラリーマンをしていた。毎日決まった時間に会社に行き、決まった時間会社に拘束され、そして帰宅する。そんな生活を35年間以上過ごしてきた。つねに時間に追われる、とても神経質な世界に生きていた。
サラリーマンをやめ整体を仕事にした現在はどうかというと、以前とは正反対の生活になったと言える。だいたい8時ちょっと前起床する。それからまずは紅茶を淹れて優雅に飲む。それが終われば、のんびりと部屋やトイレの掃除。そしてメールのチェックや整体の勉強や読書をして午前中を過ごす。落ち着いて、のんびりとしは時間を、だらだらと過ごしているのだ。
そして午後に予約の入った整体施術を数件こなせば、十分な一日の収入になる。もちろん仕事の依頼がなければ、午後も読書や整体、その他薬膳や東洋医学の勉強なんかをして一日を過ごす。雪の季節でなければ薪づくりなんかもしている。なんてだらだらとした日々の過ごし方なのだろうと自分でも思う。
3年程度ではサラリーマン時代の意識がまだ十分に抜けていないので、こんな生活をしていて大丈夫なのか? と時々脳裏に浮かぶ。だけどもこれで十分に食っていけるのだ。だから大丈夫。
実は私、子供の頃から朝は大の苦手だった。早起きなんて拷問の様なものだ。早起きして慌ただしく出かける準備をしてなんて、嫌で仕方がなかった。なのでのんびりと午前中を過ごし午後に備える今の生活は実快適。長年夢見ていた生活を実現してしまったと言える。のんびりと日々を過ごせるこの幸せ。これは何物にも代えがたい。これぞ平和だ。
そんなことで、私はひょっとして肉食獣なのかもしれないと思っている。そりゃあ整体の仕事をしているときは、集中して全力で施術をしている。だけどもそれ以外の時間は、だらだらとのんびりと時間を過ごしている。まるで狩りを終え、食事を終えた肉食獣のように。こんな生き方が私には合っている。神経質に決まった時間にキチッきちっと何かをしなければならない生活は性に合わなかったのだ。これまでの35年間は、ずーっと無理をしてきたんだと今になって気がついた。
やらなければならないことをしてしまえば、あとはダラダラ。私には肉食獣のような生活が実によく合っている。私は肉食獣系なのかもしれないと最近思っている。
