庭の炎、ブルーベリーの紅葉は今が見頃。そして2020年最後の実の収穫
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秋の最後にブルーベリーが燃え盛る
知床の紅葉も、ついに終盤に差し掛かった。例年だと斜里岳は10月10日頃に初冠雪を記録する。去年は6日に雪が降った。だが今年の斜里岳は、まだ初冠雪を記録していない。霜もまだ一度降りたきりだ。今年の秋は比較的暖かだ。とはいえ、10月の終わりにもなると朝晩の冷え込みがきつくなってくる。
庭の果樹も紅葉、落葉の時期を迎え、どんどんと枯れ木になってくる。そんな最中、今年のブルーベリーの紅葉は一段と赤く鮮やかだ。黄色茶色の世界で、燃えんばかりのその真っ赤な葉が輝いている。
ブルーベリーの紅葉があまりにも見事なので、毎日庭に出てはしげしげと観察してしまう。なんて鮮やかで、吸い込まれてしまいそうなほど深い赤い色なんだろう。その深紅の葉の美しさに、心奪われてしまうオレなのだ。
春からブルーベリーは色、味でオレを楽しませてくれる。春は芽生えたばかりの鮮やかな黄緑の葉の力強さに見とれる。そして夏には濃緑の葉がまぶしく輝く。そして白から紫、そして群青色に色づくブルーベリーの実。
秋にはそこに炎が燃え上がっているような、紅葉する葉。アントシアニンの含有量だけならもっと有効な果実はいくらもある。だけども庭にあるだけで、年中目でも愛でられる植物は他にはそうないだろう。
寒々とした庭に、深紅に燃える炎は、なんだか物悲しい心を暖めてくれる。オレがブルーベリーをことのほか愛するのは、こうした理由がある。実が美味しいだけじゃないのだ。
今年最後のブルーベリーの収穫
暦的には初冬に差し掛かったものの、日中は比較的暖かく、今日もスズムシが最後の鳴き声をあげている。だがとても弱々しく。
そんなブルーベリーの葉に見とれていると、まだ収穫できる実があることに気がついた。2週間前に今年最後と思って、ブルーベリーの実の収穫をした。その時放置したまだ赤かった実が、ようやく熟したのだ。11月まであと1週間。これまでで一番遅い実の収穫だと思う。
7月の後半に初収穫、そして10月の終わりに最後の収穫。9月はスズメバチの酷い虫害にあうなどしたものの、今年も長期に渡ってブルーベリーの実を楽しませてもらった。
もうすぐブルーベリーも落葉する。だが地面が凍りつくまで、あともう少し間がある。それまでの期間、庭のあちこちにしげしげと生えているコリアンダーや三つ葉や水菜等を食べて、食費の節約に励もうと思う。今年の冬はいちだんと寒さが厳しそうだ。大恐慌がもうそこまでせまっている。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ