30年ぶりの猛烈な砂嵐が町を襲う知床斜里名物、馬糞風襲来!
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吹けよ馬糞風、呼べよ砂嵐!
現在斜里町は南風の猛烈な季節風に見舞われております! 例年この時期に、決まって強い南風が吹きつける。もう慣れっこになってはいるけれど、今年の風は久々に強烈なのがやって来た。ここ10年ほどはだらだらと雨が降り続いたあとに、この春の嵐がやって来るので、それほどたいした事が無かった。
ここしばらく何がたいした事が無かったかと言うと、砂嵐がたいした事がなかったのだ。この強風、斜里岳を駆け降りて町に吹きつけるため、麓の畑から砂ぼこりを伴って街に吹きつける。
オレが子どものころなんかは毎年、まるでイラクの砂漠地帯に住んでいる人の氣持ちが分かるほどの砂嵐が吹き荒れていたものだ。ところが何故かこの10年ほどは、街が砂嵐に襲来されるほどの酷い吹き下ろしが発生しなかった。
斜里の古い人はこの春の強風の事を「馬糞風」と呼ぶ。斜里の開拓時代から、春は強烈なフェーン風が発生した。当時の人は、道端の馬糞が次々と吹き飛ばされて行くのを見て「馬糞風」と呼んでいたのだ。
それにしても久しぶりだ、、こんなに酷い馬糞風は。数日前から南の強風が吹き続けて嫌な予感はしていた。18日の土曜日には、斜里岳の麓が土ぼこりでうっすらと霞み、それが街にまでやって来たのを見て覚悟はしていた。これは久々にスゴイのが来そうだと。
空が黄色かったから
こんな強風が吹こうがオレが子どもの頃は、歩いて、若しくは自転車で学校まで通った。風が強くて足の進まない事。それぐらいの強風だった。そして学校につく頃には、全身埃まみれで、髪の毛は土ぼこりのために氣持ちが悪くなるくらいにべたついたのを思い出す。そして当時の家は気密性が低いので、家中あちこちにうっすらと砂ぼこりが溜まっているのだ。何処もここもザラザラ。全く嫌になる。
そして今はと云うと、もちろん外に出れば目に砂が入るので、開けていられない。気密性の高い窓だからといって、家の中も何だかざらついている。
だけども今はもっと嫌な事がある。それは農薬だ。斜里岳の麓の畑から舞い上げられた畑の土には間違いなく農薬が蓄積している。しかも現在は長期に残留するネオニコチノイド系農薬の使用が推奨されているので、間違いなくその土壌はネオニコチノイドで汚染されているだろう。そんな汚い土ぼこりにまみれるのなんてまっぴら嫌だ。
こんな日が数日続いたなら、「空が黄色かったから」と、異邦人が事件を起こさないか心配してしまうのだ。脳神経が毒薬でいかれてしまって。
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これから更に風が強くなると言う。久々の強烈な馬糞風は、二重の意味で嫌で仕方がない。毎日の散歩を楽しみにしている犬には悪いが、今日の夕方の散歩は中止だ。
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