明かりのともった旧斜里町立図書館 葦の芸術原野祭開催中!2021年8月29日まで
Table of Contents
葦の芸術原野祭開催中!
旧斜里町立図書館では、8月14日から葦の芸術原野祭が開催されている。会期中には作品展示、パフォーマンス、ライブが予定されている。詳細は下記リンクを見て欲しい。
図書館の本当の声を聞いた
先日はバストリオ+松本一哉氏による『黒と白と幽霊たち』、昨日は松本一哉氏の打楽器パフォーマンス 『独白と番』を見に行った。どちらもオレが子供の頃から親しんだ図書館の空間が、まるで別の場所になったような印象を抱いた。
昔ながらの図書館と、何処かの秘密の地下劇場がオーバーラップしたような、そんな眩暈を感じた。オレは今何処に居るんだろう?と。
昨日みた松本一哉氏のパフォーマンスは、打楽器のみならず、図書館そのものが楽器と化して咆哮していた。それは建物が音を響かせるだけではなく、建物そのものが声を出していたのだ。図書館がこんな声を持っていたとは。
蔵書でいっぱいの昔は、「ここにこんな本があるよ」と、オレに小声でささやいた図書館。本当は気兼ねなく雄叫びをあげたかったんだ。それを引き出したのが松本一哉氏だ。
「おかえり!」明かりのともる旧図書館
ライブパフォーマンスのために夕方旧図書館に出向く。そこには昔見慣れた図書館の姿があった。1F、2Fの全館に窓明かりがともっていた。こんな景色をみるのは実に久しぶりだ。なんだか温かい我が家に帰ってきたような気がする。
「おかえり」
「ただいま」
「ただいま」と誰にも聞こえない声で言いながら、靴を靴箱に入れるオレ。
旧図書館は今、みなさんの帰りを待っています。芸術に興味が無くても、久しぶりに図書館の中を散策するのも良いかもしれない。多くの人の思い出の品も展示されている。静かに耳を澄ませば、古い建物が何かを語りかけてくるかもしれない。
葦の芸術原野祭は8月29日まで。、是非1度足を運んで欲しいと思う。
図書館はあなたの帰りを待っています。
アートはオレ達に残された、最後の自由の砦なのかもしれない。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
私の記事をソーシャルメディア等でシェアしていただければありがたいです。