発病から1年 犬のアジソン病(副腎皮質ホルモン低下症)薬・フロリネフを個人輸入に切り替えた
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アジソン病を発症した我が愛犬
我が家の犬にアジソン病(副腎皮質ホルモン低下症)が発症して、危うく虹の橋を渡りかけたのは2017年12月の出来事だ。緊急入院、治療費などでその年の冬のボーナスは全部治療費に吹っ飛んでしまった。全額吹っ飛んだと云っても、日本の辺境の、従業員6名の超零細企業のボーナスだから、もともとの支給額も超零細なんだが。
アジソン病の場合は治療費そのものよりも、薬代がとても高くつくのだ。我が犬の場合、1日に鉱質コルチコイドのフロリネフを6錠、糖質コルチコイドのコートリルは2錠を、一生涯飲ませ続けなければならない。1日のお薬代は約800円。月にして21000円もかかってしまう。
発病してから今日までの薬代を単純計算すると、これまでにもう30万円も支払ってきたのか! ああ、ちょっとクラクラしてくる。中古の軽トラが買えたな。この1年強、我が家は耐え難きを耐え、忍び難きを忍いできたわけだよ。それにしても30万円かい。改めて計算してみて驚いた。知らない方が良かったよ。
アジソン病は、本来なら副腎皮質から分泌されるこれらのホルモンが、何らかの異常で出なくなってしまう病気なのだ。この副腎皮質ホルモンは、糖分や、体のカリウム・ナトリウムのバランスを調整したり、ストレスを感じた時に分泌したりと、とても大事なホルモンなのだ。
このホルモンがでなくなるとどうなるかと云うと、倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢、いろいろな症状が出てくる。終いには腎不全や、心筋梗塞で死んでしまうとてもコワイ病気。カーシャもアジソン病と診断される前に、それらの症状で衰弱し、腎不全を起しかけていると云われた。
そんな事で、出なくなってしまったものはしょうがない、外部から補給しなければならないのだ。しかも毎日。副腎皮質ホルモンは毎日分泌される。毎日必要な時に分泌される。だから毎日補充しなければならない。だからカーシャには朝晩、この高価な薬剤を与え続けている。
フロリネフが特に高価
2種類のホルモン剤のうち、フロリネフというのが特に高価で、獣医曰く6錠でも必要最低限の量なのだそうだ。これ以上増やされたら、うちらは何を食って生きていこうかと悩む金額になる。
高価な薬剤の支出。何か良い手は無いものかと、あれこれアジソン病について調べると、結構同じ悩みを持つ犬・猫の飼い主のブログに出くわす。その皆さんがやっているのが、ホルモン剤の個人輸入。なんとこれらの薬剤を個人輸入すれば、家計の負担を1/2〜1/3以下に抑える事が出来ると云う。
これは良い手を見つけたと思ったものの、カーシャの命を救ってくれた獣医さんに、
「薬代が高過ぎるので、これからは薬を個人輸入で購入します」
と、そう容易には言えない。
カーシャが重体になり病院に担ぎ込んだ時に、とても良くしてくれていたので、とても恩義を感じる。そんな事もあり、支出を安くする方法を見つけたにも関わらず、これまで薬を個人輸入に切り替えられずにいた。
だけども、カーシャがアジソン病を発症してから1年も経つ事だし、アホ政府のアホアホ政策のお陰で、実質賃金は減る一方。なんでも値上げ。税金は高くなる一方。もうこれ以上生活は切り詰められない状況下という事もあり、今年からホルモン剤を個人輸入する事を決断した。
フロリネフの個人輸入を決断
獣医の所に相談に出向く。やはり医療にかかわる事なので、勝手に切り替えるわけにも行かないからね。先生に相談すると、
「えっ、薬の個人輸入なんて、そんな事が出来るの?」
と驚かれる。この動物病院に通う他のアジソン病の患者さんは、これまでに薬剤の個人輸入を試みた人がいないと云う事の様だ。
あれこれ個人輸入について、先生に説明をする。
「そうですか。良いですよ。じゃあこれからは、薬はご自分で手配して下さい。」
あっさりと、薬の切り替えを認めてもらえた。ホッとしたのは、これで来月から少しは支出が減る事への安堵。
600万ドルの男ならぬ「2万円」の犬は、来月からは「1万円の犬」と呼ばれるようになる。
先生に相談にいった時に、カーシャが痩せている事を随分云われてしまった。
「これでは飢餓状態ですよ。脇の骨が浮いているじゃないですか。」
薬剤の支出が減った分、浮いたお金はこれからはカーシャの食費に廻さねばならないようだ。
やはり人間の食事はこれからも粗食。
ま、なんにしても、円高にな―れ、円高にな―れ、超円高にな―れ!
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ここまで読んで頂きありがとうございます。
私の記事をソーシャルメディア等でシェアしていただければありがたいです。 東倉カララ
うちも同じくアジソン病になり3年になります。
毎月23000円の薬代は痛いです。
もう少し安くてどうにかならないのか模索してた所にこちらのブログを見させてもらいました。
うちは0.1ミリを1日2回飲ませるのですが、こちらの瓶の薬は何ミリになるのでしょうか?
個人で購入出来るのであればすぐにでも切り替えたいと思います。
こんにちは。コメントありがとうございます。動物病院ですと一回の使用量ごとに紙袋に入れて渡されていたと思います。その錠剤はもともとは、写真に写る瓶に入って売られているものでした。
ですので同じものですよ。容量は0.1microgramesです。
あと、紙箱に入っているフロリコットも、フロリネフと同じ容量の1錠0.1です。フロリネフ同様に使用出来ます。ジェネリックには不安が有るでしょうが、我が家ではこの半年使用しておりますが、何ら問題はありませんでした。
返信ありがとうございます。
今病院の先生にはこの3年間凄くお世話になってるので、個人で輸入出来ることを話して私も購入したいと伝えたら良いのか凄く悩んでます。
でも今私もヘルニアに腰に腫瘍が見つかり、犬にだけお金をかけて行くのが大変です。
先日先生にステロイドに切り替えたらダメなのかって話をしたら、ステロイドに変えたらもうフロリネフには戻れないって言われました。
なので、本日とりあえず今月の薬をもらってきました。
一回の量が半分で済んでるので(トイプードル)って事もあると思います。
どうやって、病院の先生にお話しされたのでしょうか?
参考までに教えてもらえたらと思います。
こんにちは
コートリルの副作用などうですか?教えてください。
こんにちは。コメントありがとうございます。正直な話し、コートリルを飲ませ続けないと死んじゃう病気なので、副作用については全く気にしていませんでした。特にこれといった症状はありませんでした。