2020年1月1日 赤い彗星カーシャ
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雪の無い大晦日
2019年の大晦日は酷い天気の1日だった。それでなくても昨年末の積雪量は少なかった。なのに大晦日は、朝から雨降り。しかもかなりの量の雨が昼まで降り続いた。なので例年に比べ極く薄の根雪は、その頃にはすっかり溶けてしまったのだ。景色は再び11月ごろの様相だ。1日前までは白銀の世界が、たった1日で茶色と灰色(道路の事)の世界になってしまった。家の暗がりなどに厚く積もった雪だけが、極くわずかに残るだけになってしまった。亜寒帯のオホーツクで、こんな景色の年末はありなのか!
このまま雪の無い正月を迎えるのか? オレが生きてきた52年間で積雪ゼロの正月なんて今まで経験した事が無い。こんな正月を迎えるとは思っても見なかった。ところが天気は昼から急変し、みぞれ、やがて大粒のふわふわした雪に変わり、夜までその降雪が止まなかった。
私達は肉屋を支持する豚なのだ
そんな事で積雪量は殆どゼロに近かったが、それでも薄く雪の積もった白銀の世界にもどり、2020年の正月を迎える事が出来たのであった。
この異常な積雪量の少なさから、地球温暖化を騒ぎ出す輩がいる。エコ気取りだ。だが気候変動なんて、地球の長い歴史を一寸でも見れば明らかなように自然現象だ。数千年前は、オレが今住んでいる場所は海面下だ。その頃は今よりはるかに温暖だった。工場も無いのに何が二酸化炭素を排出しているって言うんだ?
地球温暖化というのは環境問題じゃなく、政治問題だと云う事に気がつかないナイーブな人が多過ぎる。地球温暖化説は、原発産業が何十年も前から仕込んでいたインチキだ。その事を広瀬隆さんはもう30年以上前から主張している。どうせ信者は読まないだろうが、リンクを上げておく。原発を反対していながら、地球温暖化を喧伝する人達はナイーブ(ナイーブという英語は幼稚で馬鹿というのが本当の意味だ)過ぎる。まるで肉屋を支持する豚のようだ。
最初はオレも地球温暖化詐欺を信じていた。広瀬隆さんもたまには間違うのだな、と思っていたのだが…..。
氷でガリガリの街を散歩する
それはさておき、1月1日の路面は、前日に最高がプラスの7度近くまで気温が上がり、その後氷点下10度まで下がったお陰で、氷でガリガリの状態になってしまった。歩くガリガリ君だ。そんなガリガリ氷の上に雪がうっすらと積もった道をカーシャと散歩する。
風は北寄りの微風が吹き続く。はるか400キロの沖合に有る流氷に因って冷やされた冷たい風は、頬っぺたを切るように吹く。だけどもカーシャは、昨日は一日中悪天候のため、散歩出来なかっただけに、今日は大興奮の散歩だった。
いつもは人気の無い斜里町だが、今日は正月と云う事もあり更に人気がなく、車の通りも無い。どこだかののロックバンドにあやかって、街の大通りの横断歩道でカーシャの記念撮影だ。
散歩はさらに続く。あいかわらず人気のない街だが、神社の前だけは違っていた。初詣で客が次から次へとやって来る。北海道の田舎の場合、初詣では歩いてやってこない。その殆どが車でやってくる。なので神社通り道路の両側は、駐車車輌でびっちりと埋め尽くされている。カーシャもそんな神社前で記念撮影だ。
赤い彗星カーシャ
次に向かったのはカーシャのワンダーランド、シャリウッドヒルだ。神社から徒歩3分で到着する。役場裏の駐車場からカーシャのフリータイムの始まりだ。ストラップを外され、自由の身になったカーシャは、右に左に、前に後ろに、縦横無尽に走り回るのであった。その姿は、まるで赤い彗星だ。
シャリウッドヒルはそこそこ積雪が残っていて、カーシャにとってはとても走りやすいコンディションだった。先客がいたようで、何頭かの犬の足跡、そして謎の生物の足跡が雪上に残されている。
シャリウッドヒルの崖に到達する。そこからは遥か彼方の知床半島が望遠出来る。今日は少し雲がかかっているが、朝の光に白く眩く輝く絶景の知床半島を望めるのであった。きっと何百年前のこの街の住人も、この崖から知床半島の景色を見ほれていたのだろうと思う。
抱負じゃなく、今年の計画を作成する
今年の正月はのんびりと過ごす事を第一にした。時間に追われず、行事や予定に追われずに。だがこの正月の間に一つだけしようと決めている事が有る。それは今年の計画を作る事。この時期ニューズを見ていると初詣で客にインタビューしている場面を見る。
「今年の抱負は?」
「今年は明るる楽しい家庭にしたいですね」
それは結構。だけども、それはただの願望。ただ願望するだけじゃ何も実現出来ない。
ストア派の哲学者セネカはこう言った。
「計画を立てずに、何がいったい実現出来るんだね?」と。
そう、せっかくの1年の始まりだ。今年1年何をやるべきか計画を作るべきだ。何を目的に、そのために何を実行するのか、という具体的なものを。あいまいなものじゃだめだ。
そういう今年の計画をこれからの10日間で練り上げたいと思う。おっと、その前に去年の反省が先だ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ